白鵬は連続優勝しながら九月場所を休場した。
白鵬はこれまで休場の少ない横綱だった。
それが、優勝回数や各通算勝利数新記録を
達成した要因であった。ここ1年は2勤1休
の場所となっている。白鵬自身は東京オリン
ピックまで務めることを口にしているが、
白鵬ははたしていつまで現役でいられるのか、
探ってみた。

<H29年3月 4日目勢戦の翌日から休場した白鵬>
休場の少ない横綱といえば北の湖があげられ
る。新横綱の場所から43場所連続皆勤であっ
た。昭和56年十一月場所初めて休場してから
3場所後全休を含む連続休場。1場所皆勤後
6場所連続と急速に休場が増えていった。
初休場から引退までの20場所中、休場は11場
所。そのうち全休は4場所、優勝は2回で
あった。

<北の湖>
白鵬は新横綱から48場所連続皆勤と北の湖
超えを達成している。2度目の休場は1年後
でその間2回優勝している。その後2勤1休
だから、連続休場はまだない。北の湖ほど
急激に衰えたとはいえない。とはいえ、白鵬
が下降線にはいっているのは間違いない。
それでは白鵬はいつまで相撲が取れるか。
もう一人参考にしていい横綱がいる。36歳
直前まで相撲を取った千代の富士である。
現在白鵬は32歳7ヶ月である。同時期の千代
の富士は横綱休場6回だが、連続休場はない。
その後3年半務め、優勝は9回、休場は5回
で連続休場は引退直前の場所だけであった。

<千代の富士>
白鵬が千代の富士の域まで達するのは、2021
年一月場所までである。東京オリンピックは
超えるが、あくまで千代の富士の域まで進ん
だ場合である。白鵬の限界を読み解くポイン
トは連続休場である。連続休場した場合衰え
が顕著になる。それはある日突然きても不思
議ではない。そうなったとき白鵬は限界が
近くなるとみたが、いかがだろうか。
手塚作品を友人に送りました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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