大相撲

勢いが止まった高安

2017年11月5日

大関に昇進する前は勢いがあった高安だが、
大関に昇進したとたん9勝6敗、1勝2敗
12休と不成績が続いている。つまり、大関に
なって勢いがパタリと止まってしまったので
ある。これは気になる傾向である。
1E4A5191
<場所入りする新大関高安>

高安は十一月場所カド番である。体調は万全
でなくても出場に踏み切らなければならない。
しかし、大関のカド番は現代ではそれほどの
話題性はない。8勝という低レベルでも大関
の地位は守れるからだ。各相撲専門誌の十一
月場所展望号でも高安のスペースはさほど
さかれていない。
170911二日目幕内 768
<負傷したH29年九月場所2日目の玉鷲戦>

高安の途中休場はある大関を思い出させる。
高砂部屋の前の山である。昭和45年、前の山
は12勝、13勝優勝同点というすばらしい成績
で大関に昇進した。横綱をねらえる勢いが
あった。ところが、新大関の場所をケガで
全休したのがこの後の前の山の運命を暗示
していた。以後2ケタ勝てずに最後は大関を
陥落した。
前の山
<前の山の記事>

本来、大関は優勝争いをし、ときには横綱
以上の存在価値を示すべき存在である。関脇
であげる9勝と大関であげた9勝と何が違う
のか。このへんは理解しがたい箇所である。
高安は早く2ケタ勝つことである。大関の
最低責任勝ち星は10勝である。それが遠のく
ようだと勢いは止まりっぱなしに陥る。

高安の勢いが止まれば、横綱は長期間誕生
することはない。それどころか、4横綱は
30歳以上であり、これからは減少傾向になっ
て、横綱不在の恐れさえ出てくるかもしれ
ない。

教科書で学べない日本史を読んでいます。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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