大関に昇進する前は勢いがあった高安だが、
大関に昇進したとたん9勝6敗、1勝2敗
12休と不成績が続いている。つまり、大関に
なって勢いがパタリと止まってしまったので
ある。これは気になる傾向である。
<場所入りする新大関高安>
高安は十一月場所カド番である。体調は万全
でなくても出場に踏み切らなければならない。
しかし、大関のカド番は現代ではそれほどの
話題性はない。8勝という低レベルでも大関
の地位は守れるからだ。各相撲専門誌の十一
月場所展望号でも高安のスペースはさほど
さかれていない。
高安の途中休場はある大関を思い出させる。
高砂部屋の前の山である。昭和45年、前の山
は12勝、13勝優勝同点というすばらしい成績
で大関に昇進した。横綱をねらえる勢いが
あった。ところが、新大関の場所をケガで
全休したのがこの後の前の山の運命を暗示
していた。以後2ケタ勝てずに最後は大関を
陥落した。
陥落した。
本来、大関は優勝争いをし、ときには横綱
以上の存在価値を示すべき存在である。関脇
であげる9勝と大関であげた9勝と何が違う
のか。このへんは理解しがたい箇所である。
高安は早く2ケタ勝つことである。大関の
最低責任勝ち星は10勝である。それが遠のく
ようだと勢いは止まりっぱなしに陥る。
高安の勢いが止まれば、横綱は長期間誕生
することはない。それどころか、4横綱は
30歳以上であり、これからは減少傾向になっ
て、横綱不在の恐れさえ出てくるかもしれ
ない。
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