大相撲

年間最多優勝争いになる十一月場所

2017年11月10日

納めの十一月場所の優勝は白鵬か稀勢の里か。
白鵬になっても、稀勢の里になっても今年
3回目の優勝になり、年間最多優勝になる。
ともに休場明けの場所となる。白鵬は過去
休場後の成績は以下である。
関脇6勝3敗6休→9勝6敗
大関全休→10勝5敗
▼横綱
0勝3敗12休→12勝3敗
全休→11勝4敗
2勝3敗10休→15勝優勝
全休→?
170723千秋楽パレード 067
<白鵬(右)七月場所で今年2回目の優勝>

横綱以降では4回休場し、優勝は1回である。
白鵬に有利なことは、白鵬を脅かす存在が
いないということである。下降線白鵬に新し
く対抗できる優勝力士は出てきていない。
大鵬には北の富士・玉の海がいた。北の湖には
千代の富士がいた。稀勢の里は同時代の横綱
である。白鵬の安定度は横綱で一番ある。

稀勢の里の休場後は4回目になる。
大関7勝8敗(1不戦敗)→9勝6敗
▼横綱
6勝5敗4休→2勝4敗9休→全休→?

稀勢の里の休場は、三月場所の日馬富士戦の
大ケガによるものである。その後2度出場に
踏み切ったが、負けがこんで休場に追い込ま
れた。結果論ではなく、明らかに判断の誤り
であった。時間をいたずらに消費してしまっ
た。
170513初日前日 150
<一月・三月場所と連続優勝した稀勢の里>

現在の稽古場情報では、左が使えた、勝って

いる、と伝えられている。しかし、稽古場と
本場所はまるで違う。勝つために相手は思い
切って、あるいは思いもよらない戦法でくる。
弱点をついてくる。稀勢の里の優勝は、序盤
戦をきりぬけられれば、という条件つきで
ある。

白鵬、稀勢の里以外から優勝者が出るとすれ
ば日馬富士である。日馬富士が優勝すれば、
年間優勝2回で白鵬・稀勢の里と肩を並べる。
ただし、日馬富士はどうしても取りこぼしが
つきまとう。もっか3場所連続11勝4敗中で
ある。日馬富士の優勝は混戦となって優勝
ラインが下がった場合である。
170924千秋楽幕内表彰 718
<九月場所、乱戦の中優勝した日馬富士>

3横綱以外からの優勝は高安、豪栄道だが、
初日から7連勝くらいして、先行逃げ切りの
カタチになった場合、チャンスがでてくる
かもしれない。3横綱の優勝争いは今年の
年間最多優勝争いでもあるのだ。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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