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年間最多優勝争いになる十一月場所

納めの十一月場所の優勝は白鵬か稀勢の里か。
白鵬になっても、稀勢の里になっても今年
3回目の優勝になり、年間最多優勝になる。
ともに休場明けの場所となる。白鵬は過去
休場後の成績は以下である。
関脇6勝3敗6休→9勝6敗
大関全休→10勝5敗
▼横綱
0勝3敗12休→12勝3敗
全休→11勝4敗
2勝3敗10休→15勝優勝
全休→?
170723千秋楽パレード 067
<白鵬(右)七月場所で今年2回目の優勝>

横綱以降では4回休場し、優勝は1回である。
白鵬に有利なことは、白鵬を脅かす存在が
いないということである。下降線白鵬に新し
く対抗できる優勝力士は出てきていない。
大鵬には北の富士・玉の海がいた。北の湖には
千代の富士がいた。稀勢の里は同時代の横綱
である。白鵬の安定度は横綱で一番ある。
稀勢の里の休場後は4回目になる。
大関7勝8敗(1不戦敗)→9勝6敗
▼横綱
6勝5敗4休→2勝4敗9休→全休→?
稀勢の里の休場は、三月場所の日馬富士戦の
大ケガによるものである。その後2度出場に
踏み切ったが、負けがこんで休場に追い込ま
れた。結果論ではなく、明らかに判断の誤り
であった。時間をいたずらに消費してしまっ
た。
170513初日前日 150
<一月・三月場所と連続優勝した稀勢の里>

現在の稽古場情報では、左が使えた、勝って

いる、と伝えられている。しかし、稽古場と
本場所はまるで違う。勝つために相手は思い
切って、あるいは思いもよらない戦法でくる。
弱点をついてくる。稀勢の里の優勝は、序盤
戦をきりぬけられれば、という条件つきで
ある。
白鵬、稀勢の里以外から優勝者が出るとすれ
ば日馬富士である。日馬富士が優勝すれば、
年間優勝2回で白鵬・稀勢の里と肩を並べる。
ただし、日馬富士はどうしても取りこぼしが
つきまとう。もっか3場所連続11勝4敗中で
ある。日馬富士の優勝は混戦となって優勝
ラインが下がった場合である。
170924千秋楽幕内表彰 718
<九月場所、乱戦の中優勝した日馬富士>

3横綱以外からの優勝は高安、豪栄道だが、
初日から7連勝くらいして、先行逃げ切りの
カタチになった場合、チャンスがでてくる
かもしれない。3横綱の優勝争いは今年の
年間最多優勝争いでもあるのだ。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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