これでまたも4横綱皆勤はならなかったと
嘆く方がいるだろうが、4横綱時代は75場所
あって皆勤はわずか14場所にすぎない。期待
値は20%にすぎないのである。さらにいえば
4横綱の皆勤は最低線であって、4横綱が
そろって好成績をあげてこそ横綱に値する。
しかし、以下の表からもわかる通り、現実は
かなりシビアである。
日馬富士・鶴竜の4横綱時代は、4場所経過
した。この間皆勤した横綱はのべ8人、休場
した横綱はのべ8人である。成績は108勝43敗
89休である。優勝はすべて横綱で達成して
いて、他に渡したことはない。しかし、勝-
負-休=-24で、これは栃木山・大錦・鳳・
西ノ海の-22をこえてワースト記録である。
勝率は7割1分5厘で16組の4横綱の中で
9番目である。15日制に直すと10.7勝に相当
する。けして好成績とはいえない。なお、
それを下回る勝率6割台が4組いる。なお、
16組の4横綱の勝率は7割2分9厘である。
休場率は39.1%で16組の4横綱の中で、2番
目に多い休場率である。よく休んだという
ことである。16組の4横綱の休場率は23.7%
である。
白鵬・日馬富士・鶴竜・稀勢の里の4横綱は
いずれも30歳以上である。こんなに高齢横綱
がそろうのは、年6場所制では珍しい。十一
月場所を全休する鶴竜は一月場所、いやおう
なしに進退をかけた場所になる。日馬富士は
来年春34歳を迎える。日馬富士はどうしても
取りこぼしが目につく。白鵬は2勤1休を
脱却できるかがカギになる。白鵬も来年3月
に33歳になる。4横綱時代は長くは続かない
というが、現4横綱も例外ではなさそうで
ある。
鍋が美味しい季節になりました。
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