2敗の隠岐の海が玉鷲に敗れ3敗。同じく
2敗の北勝富士が阿武咲に敗れ3敗。1敗の
白鵬が遠藤を無難に退けて、40回目の優勝を
決めた。優勝争いをしたことがない隠岐の海、
北勝富士に過大な期待はいだけない。だが、
だからこそ白鵬対隠岐の海戦を組めば、直接
対決で見せ場はあったのに、と思わずには
いられない。
いつの場所でも白鵬を追いかけるのではなく、
白鵬に追いかけさせてこそ五分の優勝争いに
なる。今年の年間最多優勝は白鵬の3回に
なった。今場所は先場所に引き続き3横綱が
休場して、横綱の面目は丸つぶれである。
今年でみると白鵬、日馬富士が2場所休場、
稀勢の里は4場所休場、鶴竜は5場所休場と
13回も横綱の休場があった。今年は横綱同士
の一番で優勝を争った場所は皆無であった。
これでは盛り上がりようがない。
14日目から妙義龍が休場した。関取休場者は
これで9人となった。先場所は途中出場者を
含めて9人とこのところい休場者が目立ち
過ぎるし、取組が減少しっぱなしである。
過熱なのは日馬富士事件だけである。福岡
国際センター内の巡業部の部屋の前ではカメ
ラマンが待ち構えているし、関係相撲部屋は
ガードがかたく、稽古見学どころではない。
「マスコミで大変だよ」と井筒(元逆鉾)
親方がこぼしていた。
こんな本場所に誰がした、と言いたくなる
十一月場所である。
【福岡人間交差点】
取組開始は10時40分である。少し早めに着い
たので、館内に変化はないか見歩いていた。
そこでばったり会ったのは、アマチュア相撲
を熱心に撮影するカメラマンである。2日前
には客席と通路で顔と顔で挨拶していたが、
十分に話をしたのはこのときだった。「土俵
の目撃者」をよく読まれているうれしい方で
もある。
夕食はとんこつラーメンでした。
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よしなに
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