大相撲

大奄美の出世街道

2017年11月3日

十一月場所唯一新入幕を果たした力士が大奄
美である。本名坂元元規、鹿児島県大島郡
出身、追手風部屋(元大翔山)。185センチ、
181ロ。得意技は右四つ寄りである。相撲は
小学2年生より相撲道場で取る相撲少年だっ
た。高校相撲では金沢大会で優勝の実績が
ある。大学は日大で名門相撲部入部。卒業後
実業団入りし、実業団横綱となって入門した。

大奄美の出世街道をみていこう。
160111二日目幕下以下 548

<H28年一月場所大輝(後の北勝富士=右)と対戦>

大相撲では幕下15枚目格付出しでスタート
した。幕下は4勝3敗が続き、結局6場所
かかって十両入りした。幕下の成績は24勝
18敗である。目標の遠藤は幕下10枚目格付け
出しながら2場所で突破。同様に御嶽海も
2場所で十両入りしている。大奄美は新十両
までは付出しとしてはゆるやかな出世といえ
る。
入幕まで十両は5場所かかっている。成績は
45勝30敗で優勝は1回ある。遠藤は1場所、
御嶽海は2場所で入幕している。朝乃山、
豊山(前名小柳)は十両3場所かかって入幕
している。大奄美は新十両から入幕までも
ゆるやかな出世である。もっとも豊山は再
入幕も含め、まだ幕内で勝ち越せないでいる。
大奄美はぜひとも勝ち越したいところである。
170723千秋楽内前十下以下 843
<十両優勝決定巴戦で朝乃山を倒した大奄美>

大奄美は寄り相撲である。寄り相撲といえば
稽古熱心と負けん気の玉錦、怒涛の寄り身の
東富士、桜色の音楽の照国、玉錦直伝の出足
佐賀ノ花、徹底した節制で相撲一途の三根山、
右上手左はずの迫力相撲の時津山があげられ
る。大奄美の出世街道は、今後到達点の高さ
になる。
170723千秋楽内前十下以下 864
<H29年七月場所 十両優勝>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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