結びの一番で奇妙な光景が繰り広げられた。
嘉風対白鵬戦は、嘉風のもろ差し速攻で、
白鵬は西土俵下の客席まで吹っ飛んだ。世に
も奇妙な光景はその直後におきた。土俵下で
白鵬が右手をあげているのだ。待ったをアピ
ールしているのか。審判に物言いを要請して
いるのか。それとも自ら物言いをつけている
のか。

<嘉風の速攻に白鵬吹っ飛ぶ>
傍目からは不明だが、けっこうな時間であっ
た。いつまでもそのままの状態で嘉風も伊之
助も土俵に立ちつくしたままである。しかし、
どう見ても立ち合いは成立している。審判は
当然動かない。野球で言うビデオ判定を求め
る「チャレンジ」のつもりなのか。

<土俵下でアピールする白鵬>
ようやく、土俵に上がった白鵬だが、納得
してというより仕方なく見えた。先場所は
日馬富士が立ち合い成立しているのに待った
をアピールした。古くは朝青龍が俵に足が
のったとき、審判長は、足が出たと手を上げ
た。だが、朝青龍はしばらく土俵を見つめて
いた。この種の問題はどうもモンゴル人に
見られがちである。
人によっては、白鵬は出場停止、1日出場
停止とか様々な意見があったが、4横綱不在
まではいけなかったのか、厳重注意になり、
白鵬も納得したようなコメントを発表した。
それにしてもいささか行き過ぎた行為であっ
た。

<土俵に上がってもアピールする白鵬>
【福岡人間交差点】
地元のカメラマンといささか早いが、忘年会
をおこなった。場所は福岡国際センターから
徒歩7分くらいのもつ鍋店である。話題は
もっぱら白鵬の態度と日馬富士問題である。
さらに休場者が多数出て、力が入りにくい
場所であるなどマイナーな話題に終始した
ため(?)、酒量が増えた。
予報に反し、雨の福岡でした。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
↑↑↑↑↑↑↑↑