2020年1月– date –
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大相撲
引退豪栄道!大相撲に残した爪跡3大関の通信簿
豪栄道の大関時代の検証は他の大関との比較によって明らかにしていこう。豪栄道は何位くらいの大関なのか。項目別に調査してみた。対象は昭和に誕生した能代潟以降の大関とした。最高位が大関の力士は能代潟から貴景勝まで48人いる。<2014年9月 大関デ... -
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引退豪栄道!大相撲に残した爪跡2
1月29日豪栄道の引退記者会見がおこなわれた。「自分のなかではやりきった気持ちはある。今は満足している」、「自分は横綱にあがれなかったので、横綱を育ててみたい」と語っていたことが印象的だった。<豪栄道が思い出の一番にあげた2016年九月場所優... -
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引退豪栄道!大相撲に残した爪跡1
一月場所、カド番で5勝10敗と大敗した豪栄道の去就が注目されていた。これ以上相撲を取り続けるのは無理、と思う反面三月場所は地元大阪だからそこまでは現役でやるかもしれない、という2つのケースが考えられた。豪栄道の選択は前者だった。一月場所は... -
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優勝徳勝龍 大一番と栄光
14日目、正代と1敗同士の大一番を連続写真でふり返ってみよう。勝負のポイントは徳勝龍が上手を取り、正代が取れなかったことだ。正代は上手が取れないまま出て、徳勝龍の冴え渡る突き落としが決まった。現代は写真で見せる時代。初優勝徳勝龍は栄光に包... -
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2020年一月場所総評
★両横綱の休場に関して白鵬、鶴竜とも衰えを感じる負け方だった。それだけに今回の休場は今までの休場と意味が異なる。再び強い白鵬、鶴竜が復活するかどうかわからないほどの危うい負け方だった。白鵬も鶴竜も今年35歳になる。限界はひしひしと近づいてい... -
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■初 千秋楽 優勝を解くカギは直接対決を制する者
千秋楽を迎え、優勝圏内は1敗徳勝龍、2敗正代である。いずれも平幕力士という寂しさは否めない。大関貴景勝、関脇朝乃山には優勝を争うだけの底力がなかったことをはからずも証明してしまった。結局白鵬・鶴竜が調子のいいときしか優勝にからめない、と... -
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■初 14日目 一月場所は5年連続初優勝
正代か徳勝龍か。1敗同士の対戦が意外にも前半に行われる、この一番の勝者が優勝に一歩踏み出すことになる。地力は正代が上だが、相撲は1番勝負であるだけに絶対はない。観客の熱い注目がこの一戦に送られた。徳勝龍のほうが落ち着いているように見えた... -
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■初 13日目 3日遅れの取組
13日目、優勝戦線に変化はなかった。徳勝龍は豊山をもろ手突きで攻め、逆襲する豊山を連日冴えわたる突き落としでしとめた。徳勝龍はこれで13日連続前頭8枚目以下との対戦である。正代は輝相手に積極的に前に出る相撲で寄り切った。万全であった。明日14... -
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■初 12日目 優勝戦線に変化あり
優勝戦線に変化があった。まず、ささやかながら1敗徳勝龍と2敗輝の直接対戦がようやく実現した。輝が果敢に攻めたてるも、徳勝龍必殺の土俵際の突き落としが豪快に決まった。徳勝龍は1敗を守り、輝は3敗に後退した。また、2敗の豊山が積極的に突き離... -
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■初 11日目 工夫なき取組編成続く
前日からわかっていたことだが、優勝戦線の力士同士の対戦はまたもなかった。取組的興味が薄い対戦ばかりを連日見せつけられても白けるばかりである。取組編成は後手にまわると、上位の取組をくずす恐れがある。幕尻貴闘力が優勝したとき、横綱曙対横綱武... -
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■初 10日目大関は風前の灯?
10日目は取組的には谷間の日となった。1敗正代対1敗徳勝龍、1敗徳勝龍対2敗豊山、1敗徳勝龍対2敗輝はなぜかことごとく避けられた。休場が多くてただでさえ取組数が少ないところへ優勝戦線の力士がいまひとつ盛り上がりに欠ける取組ばかりが並んだ。... -
大相撲
■初 9日目正代、立ち合いを制して1敗守る
貴景勝か正代か。9日目1敗同士の対戦が実現した。離れて貴景勝、組めば正代。格闘技は離れて戦うか、組んで戦うかのどちらかである。ところが相撲は両面をもっている特殊な格闘技である。地力は貴景勝、勢いにのる正代。今場所を左右する一番になるのは... -
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■2020年一月場所の行方
両横綱の休場で優勝争いは混沌としてきたが、それでもどうにか絞られてきた。現在1敗は貴景勝、正代、徳勝龍の3人になった。その貴景勝と正代が9日目に直接ぶつかる。この勝敗が大きく影響する。対戦成績は貴景勝の7勝2敗で現在7連勝中になる。三役... -
大相撲
■初 8日目恐るべき正代!朝乃山を粉砕
長足の進歩をとげた2敗朝乃山か。1敗で連敗は避けたい正代か。ただし、正代の6勝のうち4勝は前頭5枚目以下というのは昨日書いた。連続2ケタの勝利の関脇朝乃山のほうが立場は上である。この勝負朝乃山優勢に思えた。ところがこの日の正代は違った。... -
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■初 7日目6勝正代が試される上位との対戦
2敗同士の朝乃山対北勝富士。以前の朝乃山は突き押しのパワー系に弱かったが、今の朝乃山はかつての朝乃山ではない。ここ最近の朝乃山は立ち合いの鋭さ、圧力、速さが加わりスケールが大きくなった。相撲は北勝富士を圧倒して寄せ付けなかった。2敗とは... -
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■初 6日目混戦・波乱の中の苦戦者達
1勝4敗とカド番の豪栄道が玉鷲相手に前に出て下から押し上げて勝った。連日苦戦、こわごわ取っている相撲がある中で、今場所最もいい相撲だった。これがきっかけになるか。とにかく1日1番なのだから、白星を地道に積み重ねていくしかない。明日7日目... -
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■初 5日目 混乱・波乱の優勝がもたらしたモノ
予想通り鶴竜は休場した。3場所連続休場である。いくらなんでも4場所連続休場は許されない。横綱は休場しても地位は変わらない。これは特権である。しかし、横綱の責任を果たせないときは自らが決断を迫られる。権利があれば義務がある。特権だけを主張... -
大相撲
■初 4日目新旧交代の新に核なし
連敗白鵬が早々と休場した。負け方はもろかった。晩年とあって相撲はせいいっぱい。2敗から巻き返す実力も気力もなかった。休場はやむなし。2敗鶴竜は出場したからといって安泰とはいかない。相撲内容は「悪い」の一言である。重症である。結びの一番で... -
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■初 3日目 横綱・大関崩壊の危機
2日目で、横綱・大関から全勝が消えた日。立て直しをはかれる者はいるのか。と書いた。その答は意外にも早くやってきた。鶴竜の引きは負けを呼ぶ。北勝富士相手にそれを地でいった。単に2敗というより、相撲内容が悪すぎる。横綱の相撲ではない。現在2... -
大相撲
■初 2日目横綱・大関の負けぬ日はなし大相撲
横綱の負けぬ日はなし大相撲!十一月場所の白鵬対遠藤戦は流血の惨事となった。白鵬の肘かち上げが遠藤の鼻を直撃した結果起きた一番だった。遠藤はどう工夫し白鵬戦のリベンジを果たすのか。これがこの一番の最大の見所であった。<白鵬と遠藤の立ち合い... -
大相撲
■初 初日高安・豪栄道・鶴竜の敗戦が意味するモノ
10勝して大関復帰を目指す高安。勝ち越してカド番脱出をはかりたい豪栄道、横綱の面目を取り戻したい鶴竜。3者の思惑は違うが、勝たなければならないのは共通だった。ところが初日から黒星スタートと思いがけない展開に陥った。<玉鷲(押し出し)高安>... -
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大相撲初日前日見聞録
東京場所の初日前日は色々な行事が行われる。相撲ファンが当然集まる。そこでは様々な声が聞かれた。まず、石浦が出場停止にならなかったのは公平性からみると不公平である、という意見を聞いた。自ら出場停止にしてもいいのではという意見が聞かれた。今... -
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2020年一月横綱・大関に挑む11人のサムライ
2横綱・2大関が出場する一月場所が始まらんとしている。休場は幕内上位の琴勇輝である。年明け稽古場で殴り合いをした石浦は、1ヶ月の報酬減額とけん責で、出場停止までは、いかなかった。昨年は横綱・大関の休場が目立った。今年の一月場所は2横綱2... -
大相撲
一月場所・今年、記録は続く?
一月場所、16場所連続関脇小結連続在位記録を続けていた御嶽海の記録はストップした。しかし、まだ続いている記録がある。2020年一月場所及び今年は記録に変化があるのだろうか。★一月場所、琴奨菊、稀勢の里、栃ノ心、玉鷲と4年連続初優勝一月場所では20... -
大相撲
大関豪栄道のカモと苦手
大関豪栄道は今度の一月場所で大関33場所目を迎える。昨年は大関がカド番から降格するケースが目立った。豪栄道は今度のカド番が9度目である。けっこうな数字である。先場所はケガで1勝もできずに休場に追い込まれた。フル出場による負け越しが5度、途... -
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次の大関は誰か2017年版→2020年版
次の大関は誰か。実はこのテーマ、2017年時点では、次のように書いている。御嶽海、貴景勝、阿武咲、北勝富士が有力候補である。これに30歳は超えているが、若々しい相撲を取る玉鷲を入れた5人のなかから次の大関が、出る可能性が高いと思われる。<貴景... -
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大栄翔の小結までの出世街道
一月場所番付、新たに小結になった力士が 大栄翔である。着実に力をつけていたが、 ついに小結まで到達した。昨年の十一月場所 は優勝白鵬に唯一の黒星を与え、殊勲賞に 輝いた。大栄翔はここまでどんな力士人生を 歩んできたのか。大栄翔の出世街道をみて... -
大相撲
阿炎実力評価の変遷
阿炎は今年の一月場所で4場所連続小結在位である。大関から関脇に降格する力士にさえぎられて関脇昇進を阻まれているが、三役に定着してきた。上位と対戦しても遜色ない力を発揮してきたといえる。阿炎は入幕までに苦難があった。そのあたりは下記をクリ... -
大相撲
今年はどうなる!引退
昨年(2019年)は関取の引退が目立った。稀勢の里 32歳豪風 39歳安美錦 41歳嘉風 37歳これだけではない。他に引退勧告という特殊ケースの貴ノ富士がいる。幕下以下で引退を表明した元関取では天鎧鵬、出羽疾風、栃飛龍、大喜鵬、誉富士がい... -
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決まり手新分類6
足の裏以外を土俵につける技10分類のうち捻り技に目をむけていこう。■投げ技■足技■足取り技■捻り技上手捻り下手捻り肩透かし腕捻り外無双内無双合掌捻り徳利投げ首捻り小手捻り頭捻り大逆手■後ろからの技■落とす技■腕攻め■反り技■複合技■ほか捻りは投げと... -
大相撲
今年はどうなる!横綱・大関リーグ戦
昨年(2019年)ほど横綱・大関リーグ戦が乏しかった年はなかった。不戦勝不戦敗を別にして、実際土俵でおこなわれた横綱・大関リーグ戦の番数は次のようになった。一月 3横綱3大関…1番三月 2横綱3大関…10番五月 2横綱3大関…2番七月 2横綱4大... -
大相撲
今年はどうなる!新関脇・新小結・新入幕
昨年(2019年)は新関脇に貴景勝、新小結に北勝富士、阿炎、竜電、朝乃山の5人がなった。今年の一月場所はすでに新関脇朝乃山、新小結大栄翔が決定している。昨年は関脇・小結はのべ26人である。それでいて新関脇・新小結が、5人ということはわずか19%...
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