大相撲

引退豪栄道!大相撲に残した爪跡1

2020年1月29日

一月場所、カド番で5勝10敗と大敗した豪栄
道の去就が注目されていた。これ以上相撲を
取り続けるのは無理、と思う反面三月場所は
地元大阪だからそこまでは現役でやるかもし
れない、という2つのケースが考えられた。
豪栄道の選択は前者だった。一月場所はつら
いなか、最後まで相撲を取りきった。その
心情を思うとこみあげてくるものがあった。
本当にご苦労様でした。
200126千秋楽幕内 900
<2020年1月 豪栄道最後の取組阿武咲戦>

さて豪栄道は大相撲にどんな爪跡を残して
きたのか。改めてふり返ってみよう。豪栄道
は、いまや大相撲の潮流となっている埼玉栄
高校相撲部出身である。幕下以下、十両の
成績が以下である。
豪栄道A
幕下以下をわずか10場所で突破している。
これは大変なスピード出世である。序二段
以外で優勝をしている。ただし、幕下で2回
負け越している。体と技術がある程度でき
あがっている幕下はなかなかスムーズにいか
ない面が出てくる。
幕下十両土俵入り 279
<2006年9月 幕下時代の澤井(のちの豪栄道)>

十両は幕下に戻ることなく5場所で卒業して
いる。1場所だけ負け越しがある。序ノ口
から15場所かけて入幕した。2007年九月場所、
入幕の場所でいきなり11勝4敗の好成績を
あげ、敢闘賞を受賞した。新入幕でいきなり
白鵬と対戦している。この場所の優勝はその
白鵬であった。横綱2場所目で優勝はまだ
4回であった。
0707十三日目十両旭天鵬
<2007年7月 十両時代 対戦相手は旭天鵬>

2008年一月場所、入幕3場所目で上位に進出
した。当時横綱は白鵬、朝青龍、大関は千代
大海、琴光喜、魁皇、琴欧洲であった。琴光
喜に勝ち、千代大海に不戦勝があったものの、
結果は5勝10敗ではね返された。その年の
七月場所、琴欧洲・琴光喜の部分対戦があっ
た。結果は7勝8敗に終わっている。
0709八幕内 046
<2007年9月 新入幕>

豪栄道が上位で勝ち越したのが、その翌場所
2008年の九月場所であった。このときは前頭
5枚目だったが、上位の豊真将が全休、露鵬
が薬物問題で相撲界を去っていたので、対戦
がまわってきた。横綱朝青龍の不戦勝がある
だけで横綱・大関戦は4敗であった。大関
千代大海との対戦はなかった。関脇安馬(の
ちの日馬富士)などに勝つなどして10勝5敗
の好成績を残し、2度目の敢闘賞を受賞した。
080926十三日目幕内 796琴欧洲
<2008年9月 大関琴欧州と対戦する豪栄道>

(この項目続く)

雨がようやくあがりました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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