大相撲

2020年一月場所総評

2020年1月27日

★両横綱の休場に関して
白鵬、鶴竜とも衰えを感じる負け方だった。
それだけに今回の休場は今までの休場と意味
が異なる。再び強い白鵬、鶴竜が復活するか
どうかわからないほどの危うい負け方だった。
白鵬も鶴竜も今年35歳になる。限界はひし
ひしと近づいている。
200111初日前日 063
<鶴竜と白鵬>

★優勝争いについて
徳勝龍、正代が千秋楽まで、13日目まで貴景
勝が優勝を争った。対戦相手は、徳勝龍が
恵まれすぎるほど一番恵まれた。
●貴景勝 朝乃山・高安の2関脇、阿炎・
大栄翔の2小結、遠藤、北勝富士、御嶽海、
正代、徳勝龍
●正代 貴景勝・豪栄道の2大関、朝乃山・
高安の2関脇、阿炎・大栄翔の2小結、
北勝富士、御嶽海、徳勝龍
●徳勝龍 大関貴景勝、正代
正代は遠藤戦がなく、徳勝龍は朝乃山・遠藤・
北勝富士・御嶽海戦が必要だった。責任は
取組編成がまるでなっていない審判部にある。

★優勝した徳勝龍について
優勝インタビューで「自分なんかがが優勝
していいんでしょうか」という謙虚さ。55歳
で亡くなられた母校近大伊東監督に関して
「監督が見守ってくれてたんじゃなくて、
一緒に土俵で戦ってくれた。そんな気がしま
す」と思いを伝えた。またユーモアあふれる
コメントに徳勝龍の思わぬ人柄に触れること
になった。新たな徳勝龍にファンが増えたの
では。
200126千秋楽表彰 076
<賜杯を受ける徳勝龍>

相撲は突き落としが強烈で、冴え渡った。
立ち合いあたり負けがすくなく、終始落ち
着いていた。正代との1敗同士の対戦をモノ
にしたのが大きかった。

★11勝に終わった大関貴景勝について
大関貴景勝は最後まで優勝を争えず、徳勝龍
に惨敗した。貴景勝の限界をみる思いがした。
このままで終わるとは思えないが、強くなる
稽古を毎日積み重ねて自己変革をはからない
と優勝はできない。
200113二日目幕内 1255
<北勝富士に敗れた貴景勝>

★朝乃山の大関挑戦に関して
朝乃山は10勝したといっても、内容はダウン
している。これで大阪場所大関をかけると
いっても急ぎすぎる。よほど強い相撲を取り、
優勝次点くらいの12勝以上の成績を残さない
と大関はありえない。

★豪栄道の大関陥落について
5勝10敗と惨敗した。誰と対戦しても勝てる
気がしなかった。大関の座を明け渡すことで
元大関は5人になる。
200120九日目幕内 1165
<炎鵬に不覚を取った豪栄道>

★三賞に関して
多くの受賞者がでた。殊勲賞遠藤・徳勝龍、
敢闘賞正代・徳勝龍・霧馬山、技能賞北勝
富士が受賞した。関脇以下でこれほど活躍
した力士が出、場所を盛り上げた結果である。
だが、8勝に終わったといっても炎鵬が初
上位で奮戦したので、この中にいれたかった。

★十両優勝した照ノ富士について
全勝はならなかったが、13連勝しての13勝
2敗で優勝した。強いし復活してきている。

★最後に場所の点数を
60点

ワイドショー、ニュースで大相撲が取りあげ
られていました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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