大相撲

決まり手新分類6

2020年1月3日

足の裏以外を土俵につける技10分類のうち
捻り技に目をむけていこう。
■投げ技
■足技
■足取り技
■捻り技
上手捻り
下手捻り
肩透かし
腕捻り
外無双
内無双

合掌捻り
徳利投げ
首捻り
小手捻り
頭捻り
大逆手
■後ろからの技
■落とす技
■腕攻め
■反り技
■複合技
■ほか

捻りは投げと逆方向の動きになる。右(左)
から投げると左(右)に相手を転がすが、
捻りは右(左)に体をねじって捻り倒す。
比較的よく見るのが上手捻り、下手捻り、
肩透かしである。肩透かしは右(左)下手で
相手の左(右)腕の付け根に腕をひっかける
ようにして体を右(左)に開いて左(右)手
で相手の左(右)肩をおさえて決める。
20120717十日目幕内 1265
<2012年7月 白鵬(内無双)鶴竜>

たまにみるのが腕捻り。これは相手と同じ
むきになって相手の腕をとって捻る技。ほか
に、外無双、内無双である。外無双は外側
から相手の足に手をかけて倒す技。内無双は
内側から相手の膝の裏側に手をかけ倒す技。
昭和27年秋場所、関脇栃錦が大関吉葉山の
猛攻を内無双で防いだ。この場所栃錦は初優
勝している。

合掌捻り以降は、ほとんど見る機会が少ない。
こうした決まり手こそしっかり頭にいれよう。
合掌捻りは相手の背中で両手を組み、捻り
倒す技。実際にはそこまでやる意味合いが
うすく、別の攻め方になる。徳利投げは、
合掌捻りに含まれていた時期がある、文字
通り両手を合掌の形にして相手の顔をはさん
で捻り倒す技。残されると負けにつながる。
180916八日目幕内 020
<2018年9月 安美錦(徳利投げ)琴勇輝
191113四日目幕内 902
<2019年11月 栃ノ心(首捻り)宝富士>

首捻りは片方の手で首をおさえ、もう一方の
手で相手の差し手をつかんで首をかかえた
手の方向に捻り倒す技。最近栃ノ心が使って
話題を読んだ。小手捻りは相手の腕を抱え、
抱えた方向に捻る技。頭捻り(ずぶねり)は
相手の胸に頭をつけ、腕を取って頭を軸に
捻る技。大逆手は肩越しにつかんだまわしを
そのままつかんだ方向に投げ捨てる。以前は
上手捻りととらえられていた。
130718十二日目幕下以下 713
<2013年7月 照強(頭捻り)千代翔馬>
100123十四日目幕内後半 271
<2010年1月 把瑠都(大逆手)垣添>

(この項目続く)

寒さが増している気がします。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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