大相撲

■初 5日目 混乱・波乱の優勝がもたらしたモノ

2020年1月16日

予想通り鶴竜は休場した。3場所連続休場で
ある。いくらなんでも4場所連続休場は許さ
れない。横綱は休場しても地位は変わらない。
これは特権である。しかし、横綱の責任を
果たせないときは自らが決断を迫られる。
権利があれば義務がある。特権だけを主張
できないのが横綱である。

朝乃山対遠藤戦が早くも激突した。5日目
最大の注目の一番である。対戦成績は朝乃山
2勝、遠藤5勝と遠藤が上まわっている。
朝乃山右四つ、遠藤左四つのけんか四つで
ある。立ち合いあたってさし手の争い。遠藤
左からおっつけて朝乃山の右指しを封じ、体
を起こさせていく。遠藤二本はいって一気に
出て寄り倒した。遠藤のうまさが朝乃山の
得意を封じた相撲だった。

まだ序盤戦を終えたばかりだが、上位では
北勝富士を問題にしなかった全勝正代、玉鷲
を退けた1敗貴景勝、さらに遠藤、北勝富士
が1敗である。展開によっては2敗の浮上も
考えられる。いずれにしても本命なき場所に
なってきた。昨年の一月場所、九月場所は
両横綱が休場した。そのときの優勝は玉鷲と
御嶽海であった。ただ、両力士とも翌場所は
負け越している。

優勝争いは一見面白く見えそうだが、本当に
安定した地力で達成した優勝とは言いがたい。
いうなれば混乱・波乱のなかの結果優勝で
あった。昭和47年一月場所から七月場所まで
は誰が優勝するかまるでわからなかった。
翌場所、負け越し2人、8勝2人であった。
今場所はせめてこうしたことを繰り返さず、
飛躍につながる優勝であってほしい。果たし
て今後どう展開するのか。場所は中盤戦に
はいっていく。

【大相撲写真館】
190911四日目幕内 781
<2019年9月 遠藤(寄り切り)朝乃山>
191115六日目幕内 972
<2019年11月 遠藤(下手投げ)朝乃山>

古い友人の電話が不在でつながりません
でした。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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