大相撲

■初 4日目新旧交代の新に核なし

2020年1月15日

連敗白鵬が早々と休場した。負け方はもろ
かった。晩年とあって相撲はせいいっぱい。
2敗から巻き返す実力も気力もなかった。
休場はやむなし。

2敗鶴竜は出場したからといって安泰とは
いかない。相撲内容は「悪い」の一言である。
重症である。結びの一番ではいいところなく、
妙義龍に出られ、こらえるところなく敗れた。
鶴竜の限界を見た思いである。この先どう
なるのか。いやな予感があたらなければいい
が。
200115四日目幕内 1002
<妙義龍(押し出し)鶴竜>

1敗貴景勝と全勝遠藤が4日目の最大の好取
組である。遠藤が勝てば2横綱2大関撃破と
いう、これ以上ないスタートとなる。離れて
貴景勝、組んで遠藤とわかりやすい相撲で
ある。立ち合いあたって突き離す貴景勝。
遠藤さがらず、あてがってまわしをひいた。
貴景勝まわり込んで体が離れかけたが、遠藤
右まわしは取ったまま出て再び四つで遠藤の
モノかと思った瞬間、貴景勝の突き落としに
遠藤、膝からくずれた。内容のある一番だっ
た。
200115四日目幕内 877
<貴景勝(突き落とし)遠藤>

好調朝乃山対足のケガ阿炎では勝負になら
ないと思っていた。ところが阿炎の突き離し
は目の覚めるような威力で朝乃山を一気に
後退させそのまま押し倒した。阿炎最高の
威力、渾身の突き離しであった。朝乃山に
とっては厄日か天中殺としかいいようがない
4日目であった。
200115四日目幕内 774
<阿炎(押し倒し)朝乃山>

新旧交代という言葉が使われるようになった。
だが新にまだ核となる存在がいない。中心と
なるのは優勝争いが常にできる存在である。
まだそこまでの存在は見当たらない。誰が
ぬけだすか。混迷の時代は新しい英雄を生み
出すには、もう少し時間を必要としていた。

思いがけない雨に降られました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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