大相撲

阿炎実力評価の変遷

2020年1月5日

阿炎は今年の一月場所で4場所連続小結在位
である。大関から関脇に降格する力士にさえ
ぎられて関脇昇進を阻まれているが、三役に
定着してきた。上位と対戦しても遜色ない力
を発揮してきたといえる。阿炎は入幕までに
苦難があった。そのあたりは下記をクリック
して参照していただきたい。

<2018年5月 白鵬から金星>

ここでは入幕以降の阿炎について触れたい。
阿炎は入幕以降1度も十両に落ちていない。
2018年一月場所、新入幕でいきなり敢闘賞
を受賞している。3場所目の2018年五月場所
には早くも上位に番付を上げている。7勝
8敗と負け越しているが、白鵬から金星を
あげている。翌七月場所には鶴竜から金星を
あげている。
180712五日目幕内 992
<2018年7月 鶴竜から金星>

生きのいい突っ張り相撲だが、上位で勝ち
越すまでにはいっていなかった。いったん
後退を余儀なくされた。阿炎が強さを発揮し
始めたのは2019年からである。前頭10枚目
で10勝、前頭6枚目で8勝して再び上位に
チャレンジしてきた。

五月場所、10勝して再び敢闘賞を受賞した。
この場所朝乃山が平幕優勝しているが、惜し
くも対戦はなかった。七月場所は新小結と
なった。ここで5勝7敗と追い込まれながら、
最後3連勝して見事勝ち越した。ど根性阿炎
を見た。
190526千秋楽表彰 1302
<2019年5月 敢闘賞受賞>

ここから阿炎の本領発揮となった。九月場所
9勝、十一月場所9勝と上位4場所連続勝ち
越し中である。2019年は54勝36敗。横綱戦は
不戦勝だけの1勝4敗だが、大関戦は6勝
3敗の堂々たる成績である。実力者阿炎の
誕生である。関脇以下でトップクラスにはい
るところまで到達したのである。

阿炎は「今年は優勝したい」と発言した。
絶対的強者不在の時代、展開によっては大い
にあり得るかもしれない。そう思うほど阿炎
は着実に力をつけてきた。

すしと焼き鳥の日でした。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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