大相撲

■初 11日目 工夫なき取組編成続く

2020年1月22日

前日からわかっていたことだが、優勝戦線の
力士同士の対戦はまたもなかった。取組的
興味が薄い対戦ばかりを連日見せつけられて
も白けるばかりである。取組編成は後手に
まわると、上位の取組をくずす恐れがある。
幕尻貴闘力が優勝したとき、横綱曙対横綱
武蔵丸戦がなくなった。

それならいっそのこと「上位の強豪との対戦
がある力士に優勝資格が与えられる」とした
ほうがよっぽどスッキリする。幕内は実際、
横綱・大関と対戦圏内幕内とそうでない幕内
と2つある。それをごっちゃにしているから
優勝に関して、不合理が生まれるのである。
そういう意味で優勝資格があるのは2敗以内
では貴景勝と正代だけである。

11日目、目を見張る取組が2つあった。まず、
正代対大栄翔戦である。星はあがっていない
が、大栄翔はまっこうからあたってのど輪で
激しく正代を攻め立てた。正代が土俵に詰ま
る場面があったが、残して逆襲して勝利した。
正代の勝利への執念を見た思いである。

もう一番が朝乃山対炎鵬戦である。立ち合い、
炎鵬足取りにいくが、取れないと判断するや
朝乃山の右腕をたぐって正面回りこみ、体勢
をくずした朝乃山を東土俵に押し出した。
炎鵬の反射神経はすばらしい。

明日12日目は1敗徳勝龍と2敗か輝戦が実現
する。でもそれだけである。徳勝龍、豊山、
輝の上位戦は何番も実現できないままに場所
を終えようとしている。優勝戦線は頭数だけ
多く、好取組なしがまだ続くことになる。

【大相撲写真館】
200120九日目幕内 1126
<炎鵬>
200120九日目南門 1484
<場所入りする正代>

昼食はすしでした。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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