年別アーカイブ:2020年

今年(2020年)1年ご愛読ありがとうございました

2020/12/31  

懸命な読者の皆様、今年1年ご愛読いただき 誠にありがとうございました。今年もラン キング上位を獲得できましたのもご愛読いた だいた皆様のおかげです。 今年は2月に既成のブログを脱してオリジナル のブロ ...

今年(2020年)の土俵の目撃者を振り返って

2020/12/30  

今年も残すところわずかとなりました。ふり 返れば土俵の目撃者は新型コロナウイルスの 影響を受けて、行動範囲が狭くなった年でし た。本場所はできる限り観戦しましたが、 引退相撲や行事などは制限された1年 ...

2021年はどうなる!鶴竜の行く末

2020/12/29  

鶴竜の稽古納めがネットニュースで報じら れた。合同稽古に参加したものの、申し合い はおこなわれなかった。力士会では一月場所 に向けて「精いっぱいやって結果を残したい」 と語るに留まっている。正直、鶴竜 ...

2021年はどうなる!服部桜改め勝南桜

2020/12/28  

コロナ禍で入場が13時になったため、服部桜 の相撲を見る機会がなくなったのが、今年 (2020年)であった。服部桜は2015年十一月 場所序ノ口に位置してから30場所を経過した が、その間わずか3勝し ...

琴奨菊の土俵人生5

2020/12/27  

2017年三月場所、琴奨菊が大関から関脇に 降格した場所である。ここで10勝以上あげる と大関に復帰できる。稀勢の里が新横綱と してデビューした場所でもあった。横綱白鵬、 大関豪栄道が途中休場したが、 ...

1年間の優勝者

2020/12/26  

今年(2020年)は感染症流行のなかで5場所 開催されたその優勝者が5力士とも違うので ある。 一月 幕尻徳勝龍 三月 横綱白鵬 七月 幕尻照ノ富士 九月 関脇正代 十一月大関貴景勝 <照ノ富士> こ ...

翠富士の出世街道

2020/12/25  

翠富士が新入幕を果した。翠富士は小学校の ころから相撲を取ってきた相撲少年である。 といっても体に恵まれていたわけではない。 元幕下の父からスパルタで稽古を積み重ねて きた。高校は飛龍高校に進学し、相 ...

2021年一月場所番付の視点

2020/12/24  

2021年一月場所の番付が発表された。今回 関脇・小結候補が多かった。これを勝ち越し 1点につき1枚上がる原則に従うと、こう なる。 照ノ富士+10 北勝富士+2大栄翔     +1隆の勝     関 ...

2020年大相撲10大ニュース2位・1位

2020/12/23  

■2位 序二段からの復活!照ノ富士が2回目の優勝 七月場所は千秋楽を迎え優勝争いは4人に しぼられた。 2敗照ノ富士対3敗御嶽海 3敗同士朝乃山対正代 照ノ富士が御嶽海に敗れた場合は巴戦に突入 する。 ...

2020年大相撲10大ニュース4位・3位

2020/12/21  

■4位 朝乃山・正代の大関昇進 3月の時点、幕内で大関を目指せる力士は 朝乃山しかいなかった。11勝-10勝-11勝で 大関が決定した。大関朝乃山の誕生である。 伝達式では「大関の名に恥じぬよう、相撲 ...

琴奨菊の土俵人生4

2020/12/20  

2011年十一月場所、琴奨菊は新大関の場所を 11勝4敗と好成績を残した。この場所、関脇 稀勢の里は大関をかけていた。場所前まで 10勝5敗、12勝3敗できていた。千秋楽を 迎え、10勝4敗で琴奨菊と ...

2020年大相撲10大ニュース6位・5位

2020/12/19  

■6位 感染症のリスクで名古屋・九州場所中止 4月3日、五月場所と七月場所の2週間延期 開催が発表された。5月4日、七月場所が 東京開催に決定した。昭和33年から正式に 始まった名古屋本場所は、歴史的 ...

2020年12月幕下のホープ2

2020/12/18  

引き続き22歳以下、幕下成績勝ち越しの条件 で元関取以外の幕下のホープをみていこう。 栃神山 埼玉県出身 春日野(元栃乃和歌)部屋 最高位幕下18枚目 幕下成績27勝22敗 19歳 中学横綱の実績を持 ...

2020年大相撲10大ニュース8位・7位

2020/12/17  

■8位 2度にわたる幕尻優勝 大正15年に協会設定で優勝制度が始まって 以来大関貴景勝の優勝まで467場所が経過 した。そのなかで幕尻優勝はわずか3回しか ない。そのうちの2回が2020年におこった。 ...

2020年大相撲10大ニュース10位・9位

2020/12/16  

■10位 大関豪栄道、元大関琴奨菊が引退 一月場所、豪栄道はカド番で迎えた。カド番 は実に9度目であった。この場所は初日から 3連敗と苦しいスタートとなった。常に負け が先行する展開となった。7日目、 ...

2020年大相撲10大ニュース 前文

2020/12/15  

今年の重大ニュースは新型コロナウイルスの 影響が特に大きく際立った。また、本場所に おいてもニュースは相次いだ。土俵上だけで なく、土俵外もあった。まったく予期しない ニュースも飛び込んできた。 <ス ...

2021年一月場所チケット状況

2020/12/14  

2021年一月場所のチケットが一般発売されて 約10日が経過した。今回の変更点は 以下である。 1.発売日が予定通り12月5日である 2.特定のコンビニ発売が可能になった(コ ンビニによって取り扱って ...

琴奨菊の土俵人生3

2020/12/13  

2008年、琴奨菊は2007年に続き6場所上位に 在位した。関脇3場所、小結1場所であった。 出場停止2場所の朝青龍が一月場所から復帰 した。一月場所は白鵬と朝青龍の両横綱が 千秋楽1敗で激突する相星 ...

苦悩続く大相撲

2020/12/12  

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。 東京は595人、大阪は357人と少し前までは 考えられない数字になっている。経済を優先 している限り、数字が減ることはなさそうに みえるが、異論もある。問題 ...

悲愴感が消えた相撲になる鶴竜

2020/12/11  

ここにきて鶴竜が日本国籍を取得したとの ニュースが報道された。申請から2年半、 長かったし、長すぎた感があった。この吉報 がないまま一月場所の土俵に上がれば、悲愴 感漂う相撲になるところであった。これ ...

2020年12月幕下のホープ1

2020/12/10  

幕下の相撲が面白い。7番しかないから1勝 の重さが違う。幕下はある程度体ができ、技 も身についてくる。そんな力士が十両を目指 してしのぎを削る。そんななか,納谷改め 王鵬が十両入りを果した。2020年 ...

違った意味で悲劇の横綱になりそうな鶴竜

2020/12/9  

休場続きの鶴竜の様子が報道された。まだ まだ本格的な稽古といかない様子である。 18日から相撲教習所で始まる合同稽古の参加 は未定である。時間はあるようでない。巡業 がないから稽古の機会は積極的に利用 ...

優勝からみた2020年

2020/12/8  

新型コロナウイルスに揺れた2020年。大相撲 も中止場所あり、無観客開催あり、観客制限 場所ありと影響を受けた。昭和33年、年6場 所制がスタートしたが、2011年以来年5場所 となった。その5場所を ...

琴奨菊の土俵人生2

2020/12/7  

2006年五月場所、琴奨菊は初の上位を9勝 6敗で勝ち越した。ところが翌七月場所は 反動からか、3勝12敗と大敗した。入幕以降 最低の成績であった。番付を下げた九月場所、 10勝5敗で十一月場所は再び ...

ヤング幕内からの大関昇進は2年後か

2020/12/6  

幕内の定員は42人である。そのうちヤング といわれる24歳以下はそれほど多いわけでは ない。25歳に広げても同様である。今から 約5年半前の2015年七月場所では悲観的な 材用しかなかった。 当時、横 ...

2020年力士数の変遷

2020/12/5  

今年2020年、大相撲は新型コロナウイルスに 振りまわされた。三月場所は無観客開催、 五月場所は中止。七月場所・九月場所は2500 人限定観客、十一月場所は5000人限定観客と なった。入場料収入激減 ...

照ノ富士2015年の栄光3

2020/12/4  

照ノ富士は間垣部屋から伊勢ヶ濱部屋に移籍 してから急速に力をつけてきた。三月場所 から豪栄道・琴奨菊を超える実力を身につけ てきた。さらに三月場所は横綱白鵬に勝って、 自信をつけた。 <照ノ富士> そ ...

琴奨菊の土俵人生1

2020/12/3  

十一月場所、琴奨菊が引退した。2019年五月 場所から6場所連続負け越しが続いた。2020 年七月場所は勝ち越したものの、九月場所は 途中休場後再出場したが最終的に2勝しかでき ず大敗した。十両落ちは ...

横綱考

2020/12/2  

十一月場所、貴景勝が大関で優勝したことで、 一月場所は横綱昇進をかける場所と報じられ た。審判部は連続優勝を条件にしている。 旭富士から日馬富士まではすべて連続優勝で 横綱に昇進した時期があった。横綱 ...

照ノ富士2015年の栄光2

2020/12/1  

迎えた2015年五月場所、横綱は白鵬、日馬 富士(同部屋で対戦なし)、鶴竜(全休)、 大関は稀勢の里、琴奨菊、豪栄道であった。 23歳照ノ富士は東関脇であった。 <稽古総見の照ノ富士(前左)> 初日波 ...

照ノ富士2015年の栄光1

2020/11/30  

十一月場所では13勝2敗の優勝同点で場所を 盛りあげた照ノ富士。照ノ富士の活躍がなけ れば寂しい場所になりかねなかった。照ノ 富士は大関復帰を目指している。そのため にも十一月場所は貴重な基点となった ...

新大関あれこれ

2020/11/29  

今年(2020年)は朝乃山、正代と2人の新大 関が誕生した。朝乃山は12勝-10勝-序盤 途中休場と失速気味。正代はいきなり序盤 途中休場でこの後に不安を残した。それは ともかく、2人の新大関誕生は平 ...

2020年架空年間三賞

2020/11/28  

2020年は新型コロナウイルスの影響で大相撲 は1場所中止になった。そのため、5場所で 終了した。年間を通した賞には最優秀力士賞、 新人賞がある。いまはないが、かつて日刊 スポーツは年間三賞を制定して ...

横綱審議委員会のあり方

2020/11/27  

横綱審議委員会。その誕生のいきさつはこう だ。昭和25年春場所、羽黒山、東富士、照國 の3横綱総崩れにより序盤戦から休場。こう した事態に世間の批難にさらされた協会は あわてた。 1月20日の役員会で ...

新大関負け越しの翌場所

2020/11/26  

関脇で優勝して、華々しく大関に昇進した 正代。だが、新大関の場所では5日目から 休場し、一転カド番に追い込まれた。まさに 明から暗となった十一月場所の大関デビュー 戦であった。ケガの原因は高安ともつれ ...

最高位横綱の大関初優勝

2020/11/25  

十一月場所、大関貴景勝が大関初優勝を成し 遂げた。大関在位8場所目(関脇降格場所を 含まない)の快挙であった。早くも綱取りの 見出しが掲載された新聞があった。あるいは 横綱昇進の条件は連続優勝という審 ...

2020年年間最多勝最終形

2020/11/24  

十一月場所を終了したことで今年1年間の 成績が確定した。九月場所までは正代と朝乃 山がトップを争っていたが、十一月場所で ともに途中休場で早々と脱落した。このとこ ろ年間最多勝は低レベルであるが、今年 ...

2020年十一月場所総評

2020/11/23  

★優勝争いについて 一人大関貴景勝と大関復帰を目指す照ノ富士 の優勝争いが最高に場所を盛り上げた。やは り実力者が優勝を争ったほうがベストである。 平幕中位以下で勝ちあがっても、星を幕内 中位・下位で ...

■十一月千秋楽 貴景勝対照ノ富士!決戦2番を斬る

2020/11/22  

大関と小結が千秋楽結びの一番で優勝を争う ことになろうとは。いったい誰が予想できた だろうか。貴景勝対照ノ富士、前半に顔が 合っていてもおかしくない取組である。それ が今場所の優勝をかけての最後の一番 ...

■十一月14日目 勝ち抜いた貴景勝・照ノ富士が千秋楽激突

2020/11/21  

2敗同士のサバイバル戦。14日目の最高の 取組は照ノ富士対志摩ノ海戦である。立ち 合い照ノ富士があたり勝った。右ざしねらい。 志摩ノ海まわりこんで左でおっつける。照ノ 富士圧力をかけながら、左まわしを ...

■十一月13日目 貴景勝対志摩ノ海!決戦を斬る

2020/11/20  

13日目、幕内前半に志摩ノ海は登場しない。 幕内後半が始まっても登場しない。そう志摩 ノ海は結びの一番で1敗同士で貴景勝と対戦 する。ここまでの両力士の対戦相手の地位を みていこう。 ・貴景勝 小結- ...

■十一月12日目 貴・照・志摩3者のサバイバル戦

2020/11/19  

1敗志摩ノ海対2敗竜電の対戦が幕内3番目 の取組として組まれた。前日宝富士相手に 強さを発揮した竜電か。相撲に意気込みが みなぎる志摩ノ海か。相撲は次のように展開 した。両者あたって左ざしをねらう竜電 ...

■十一月11日目 幕内中位以下の平幕優勝はわけあり優勝

2020/11/18  

幕内2番目の取組に1敗タイで優勝戦線トッ プの志摩ノ海が登場した。対戦相手は入幕 2場所目で6勝4敗の豊昇龍 である。優勝 トップに対抗しうる要素は少ない。したがっ てこの取組にはわくわく感がなかった ...

■十一月10日目 優勝戦線5番勝負

2020/11/17  

優勝戦線6力士で直接の対戦は1敗志摩ノ海 対2敗千代の国戦だけである。この一番は 立ち合いあたりあったが、千代の国引いて 万事休す。向こう正面で土俵を割った。千代 の国は3敗となって後退した。志摩ノ海 ...

■十一月9日目 優勝戦線に波乱続出

2020/11/16  

元大関の同士の一戦となった照ノ富士対高安 戦は激しい攻防の一番となった。両力士あた ったあと高安右からいなし、照ノ富士大きく 崩れるも持ち直して出る。右四つ高安まわり こんではたく、照ノ富士落ちそうに ...

■十一月8日目 仮想貴景勝に敗北した照ノ富士

2020/11/15  

照ノ富士にとって要注意力士大栄翔との対戦 が8日目実現した。相撲は照ノ富士が左まわし 右引っ張り込みで出て行くがまわしはとれない。 大栄翔まわりこんで反撃。照ノ富士を正面 土俵に押し出した。照ノ富士に ...

■十一月7日目  場所のメーンイベントは貴景勝対照ノ富士戦 

2020/11/14  

琴奨菊が引退の意向をかためたという。元 大関が十両で取るという珍しさであったが、 いかんせん勝てなくなってきた。1勝5敗 では幕内復帰どころか番付をさらに下げかね ない。36歳、限界でやむを得なかった ...

■十一月6日目 全勝対全敗

2020/11/13  

6日目、全勝対全敗の対戦が幕内の前半で 実現した。幕内14枚目千代の国ここまで5戦 5勝。先場所十両で14勝1敗優勝した勢いを そのまま持続してきたような今場所である。 さらに遡れば七月場所は幕下で7 ...

■十一月5日目 北の富士さんの戒め

2020/11/12  

正代が5日目から休場した。新大関早々負け 越しで来場所はカド番である。新大関で負け 越した大関は、昭和以降では小野川(のちの 豊國)、男女ノ川、五ッ嶋、佐賀ノ花、松登、 豊山、前の山、大受、増位山、千 ...

■十一月4日目 正代修正前の敗戦

2020/11/11  

正代は迷走していた。2日目の霧馬山戦以外 は紙一重の勝負で危ない勝ち方だった。正代 本来の相撲ではない。正代の相撲が取れて いなかった。正代はどこかで修正してくると 思っていたら、敗戦が先にきた。相手 ...

■十一月3日目 大相撲冬の時代到来か

2020/11/10  

朝乃山が3日目から休場した。館内には病気 休場のためとアナウンスされたが、昨日の 今日で突然なる病気って何って聞き入って しまった。だが、実際は右肩負傷であった。 誤報というよりいい加減さを感じてしま ...

■十一月2日目 復調照ノ富士恐るべき強さ

2020/11/9  

2日目結びの一番は照ノ富士対大関朝乃山戦 であった。照ノ富士は先場所強さを発揮しな がら惜しくも途中休場となってしまった。 だが、照ノ富士はこの日朝乃山戦で恐るべき 強さを発揮し、みせつけた。立ち合い ...

■十一月初日 三者三様!大関白星発進

2020/11/8  

今場所から5000人と倍増の観客を入れての スタートとなった。いままで使用していな かったマス席の角、花道の上のななめのマス 席など4箇所が開放された。2階イス席の 東西にあった記者席、西 はなくなっ ...

2020年十一月場所の視点

2020/11/7  

九月場所は休場の嵐だった。幕内10人、出場 停止1人、十両2人、場所前引退1人とこれ でもかと休場力士が増えていった。今場所、 初日から休場は白鵬・鶴竜の両横綱と琴勇輝 である。阿炎は引き続き出場停止 ...

2020年11月 3大関に挑む11人のサムライ

2020/11/6  

今年納めの十一月場所が始まる。大関陣には 新大関正代が新たに加わった。横綱鶴竜は 11月5日休場が決定した。稽古がままなら ない状態だったので、予感はしていた。6日 にな って白鵬の休場が正式に決定し ...

新大関正代15番勝負 東方編

2020/11/5  

引き続き正代の15番勝負東方を検証していこ う。対戦成績、ここ6場所の星は正代から みたものである。 6(……○…●○)1北勝富士 北勝富士は突き押しのパワー相撲だが、正代 は意外と苦にしていない。後 ...

貴景勝・朝乃山の優勝の可能性を探る

2020/11/4  

大関貴景勝・朝乃山の共通点は何か。それは 初優勝以降12勝が最高成績であることだ。 13勝以上の壁を破れないでいる。これでは 優勝の決定打にならない。大関の優勝がなく なって久しい。20017年一月場 ...

新大関正代15番勝負 西方編

2020/11/3  

新大関正代のデビュー戦となる十一月場所が 迫ってきた。今度は正代をみる周囲の目が 違ってくる。それに対し、正代はどういう 相撲を取るのか。正代の15番を検証してみた。 15人は番付上東4枚目北勝富士ま ...

休場明けの白鵬・鶴竜

2020/11/2  

横綱審議委員会から休場の多さを指摘されて いる両横綱。今年(2020年)に入って4場所 中3場所休場の白鵬と鶴竜。フル出場したの は無観客開催だった三月場所のみである。 きたる十一月場所は出場せざるを ...

十一月場所のチケット状況

2020/11/1  

大相撲のチケットはある日突然発表される。 十一月場所も例外ではなかった。そのため、 相撲ファンでも知らずに過ごすことが出て しまう。このあたりは工夫が必要である。 十一月場所チケットは10月20日から ...

35歳以上の横綱

2020/10/31  

白鵬と鶴竜の両横綱はそろって35歳である。 年6場所で消耗が激しい中では大変珍しい。 年6場所後に誕生した横綱で35歳まで相撲を 取ったのは千代の富士だけである。35歳以上 の横綱が複数いたことは昭和 ...

現代相撲部屋継承事情13

2020/10/30  

元常ノ花出羽海の急死で出羽海の後継者を 決めなければならなくなった。以前元常ノ花 出羽海が自殺をはかったとき、遺書があって 1通は千代の山にあてたものだった。それ には出羽海の後継者を千代の山とすると ...

天空海の出世街道

2020/10/29  

天空海が新入幕を果した。天空海はあくあ と読む。天空海はどのような出世街道を歩ん できたのか。改めて振り返ってみた。体は 小学生の頃から大きくなった。高校時代、 下地は相撲ではなく柔道であった。大洗の ...

2021年土俵の目撃者カレンダー

2020/10/28  

2021年土俵の目撃者カレンダーをお届けしま す。2020年は無観客あり、中止あり、日程 変更あり、前売はある日突然という状況でし た。新型コロナウイルスの状況は変化がない まま、2021年に突入しそ ...

最高位大関の大関優勝

2020/10/27  

正代が大関に昇進したことで3大関となった。 これまで大関の優勝は2017年一月場所の稀勢 の里以降ないと書いてきた。この間21場所が 経過している。関脇が3場所、小結が1場所、 平幕上位が1場所、平幕 ...

2020年十一月場所番付の視点

2020/10/26  

新番付が発表された。正代が大関になった 影響で、あいた関脇に隆の勝が新関脇として 昇進した。2018年九月場所の新入幕から12場 所を要し、2019年十一月場所の再入幕からは 5場所を要しての新関脇で ...

四股名あれこれ 動物編4

2020/10/25  

引き続き鳥類の文字を含む四股名最後の文字 鷲を以下の条件のもとで紹介していこう。 1.動物といっても竜(龍)、麒麟、鳳、 鵬などの伝説や空想上の動物は含めなかった。 2.鯱はしゃちと読む四股名は入れ、 ...

鶴竜の困惑

2020/10/24  

鶴竜の様子が伝えられている。調整段階で あって、本格的稽古はこれからになりそうだ。 横綱だけに不成績はあげられない。それで なくても横綱審議委員会から休場の多さを 指摘されているから難しい立場におかれ ...

力量不足の横綱はなぜ生まれる

2020/10/23  

白鵬・鶴竜が35歳なおかつ休場がちで長く ないと誰しも思う。そんなとき七月場所12勝 3敗だった朝乃山が九月場所優勝すれば横綱 という線がなきにしもあらず、という見方が あった。しかし、大半は九月場所 ...

現代相撲部屋継承事情12

2020/10/22  

元両国(前名国岩)出羽海は時系列ではなく、 項目別に触れていくことにしよう。先代の 元常陸山の認可がおり、元両国(前名国岩) 出羽海の下で元栃木山の春日野部屋、元大門 岩の山分部屋がスタートした。分家 ...

白鵬の今後

2020/10/21  

白鵬の休場が目立っている。今年(2020年) に入って24勝6敗2不戦敗28休である。不戦 敗を含む休場率は50%である。大鵬の晩年、 最後の1年間は57勝11敗2不戦敗11休で不戦 敗を含む休場率は ...

四股名あれこれ 動物編3

2020/10/20  

引き続き鳥類の文字を含む四股名を以下の 条件のもとで紹介していこう。 1.動物といっても竜(龍)、麒麟、鳳、 鵬などの伝説や空想上の動物は含めなかった。 2.鯱はしゃちと読む四股名は入れ、しゃち ほこ ...

炎鵬の今後

2020/10/19  

九月場所、炎鵬は中日まで1勝7敗だった。 まったくいいところがなく、重量級に押し つぶされそうな一方的な相撲内容が続いた。 このままでは十両落ちかと思わせるほど、 不振であった。小さい炎鵬がいっそう小 ...

現代相撲部屋継承事情11

2020/10/18  

数ある相撲部屋で最も歴史があり、名門中の 名門といわれる部屋が出羽海部屋である。 9代続いている。出羽海部屋は、角聖といわ れた元横綱常陸山の出羽ノ海が大きくした 部屋である。常陸山の師匠にあたるのが ...

四股名あれこれ 動物編2

2020/10/17  

引き続き哺乳類の文字を含む四股名を以下の 条件のもと紹介していこう。 1.動物といっても竜(龍)、麒麟、鳳、 鵬などの伝説や空想上の動物は含めなかった。 2.鯱はしゃちと読む四股名は入れ、しゃち ほこ ...

四股名あれこれ 動物編1

2020/10/16  

九月場所、新入幕翔猿が活躍したことでその 名を広く知らしめた。テレビの司会者が「最 初しょうえんと読むのかと思ったよ」と発言 していた。そこで動物にちなんだ四股名を 調べてみることにした。 <翔猿> ...

2009年相撲メモから1年を振り返る2

2020/10/15  

引き続き11年昔を相撲メモから振り返り、 現代といかに異なるかを明らかにしていき たい。 ★頭打ちのスピード出世力士 スピード出世は明日の大相撲を担うバロメー ターである。しかし、当世のスピード出世 ...

2009年相撲メモから1年を振り返る1

2020/10/14  

10年一昔と言うが、ここでは11年昔を相撲 メモから振り返ってみたい。現代と比較して どういう時期であったか明白にしていきたい。 2009年は横綱が白鵬と朝青龍のときである。 白鵬は23歳から24歳、 ...

大相撲専門誌の行く末

2020/10/13  

大相撲専門誌「スポーツ報知大相撲ジャー ナル」が決算号を出版しなくなって2場所が 経過した。決算号が出なくなったのは突然で あった。「NHK G-Media大相撲中継」に 続いて2誌目である。今決算号 ...

横綱の大関在位場所数番付

2020/10/12  

横綱の大関在位場所数番付を作成した。対象 は東京横綱で、実質横綱が地位化した常陸山 以降とした。さらに、大関時代の勝率を付け 加えた。引き分け、預かり等は0.5勝0.5敗と した。1勝14引き分けが1 ...

現代相撲部屋継承事情10

2020/10/11  

7代続いている部屋が高砂部屋である。創設 者は明治の風雲児高砂浦五郎である。大名の お抱え力士という時代でなくなっていたなか で、相撲会所(日本相撲協会の当時の呼称) のトップ筆頭玉垣(前身は謎)とN ...

輪島モデルからみた朝乃山と正代

2020/10/10  

正代が大関に昇進したことで学生出身の大関 は朝乃山と2人になった。正代と朝乃山は 横綱を目指すライバルになった。だが、これ まで学生出身の大関は何人もいても、横綱 となると輪島一人しかいない。輪島が横 ...

貴景勝大関の通信簿

2020/10/9  

九月場所の貴景勝は久々に優勝争いをし、 12勝3敗で次点となった。正代との2敗対決 に敗れたことが大きかった。最近の傾向は、 優勝を争う直接対決を制した力士が優勝して いる。貴景勝が大関に昇進してから ...

現代相撲部屋継承事情9

2020/10/8  

引き続き5代続いた部屋をみていこう。宮城 野部屋の5代は同じ師匠が2度になっている。 それはまったく無関係の師匠が突然部屋を 組み入れたことに起因していた。 高島(元巴潟)部屋の横綱吉葉山は現役の と ...

関脇優勝の翌場所

2020/10/7  

大関の昇進は、昇進時の成績、相撲内容が 問われるのは当然である。だが、もっと大事 な点は大関としての成績、相撲内容である。 正代は関脇優勝のあとはどのような成績を 残せるのか。そこで関脇優勝の翌場所を ...

正代の相撲内容を検証する2

2020/10/6  

引き続き正代の相撲内容を検証していく。 ■9日目 関脇大栄翔 大栄翔果敢に突いて出て、突上げて正代の 体をおこしにかかる。正代踏みとどまるも 引いて後退。土俵際右足一本でこらえる。 大栄翔も前に落ちて ...

現代相撲部屋継承事情8

2020/10/5  

九月場所優勝した正代は時津風部屋の所属で ある。時津風部屋は双葉山がおこした部屋で ある。双葉山は立浪(元緑嶋)部屋出身で ある。師匠の娘をもらうことを断ったり、 様々な点で師匠と意見が折り合わなかっ ...

正代の相撲内容を検証する1

2020/10/4  

九月場所、正代は13勝2敗で優勝し、大関に 昇進した。九月場所正代はどのような相撲を 取ったのか。改めて一番一番を検証してみる ことにした。 採点は5段階で、細かく評価するため0.5を 加点減点するこ ...

2020年!4場所経過した年間最多勝レース

2020/10/3  

2020年は五月場所が中止となって、残すとこ ろ1場所となった。九月場所で4場所を終え た年間最多勝レースはどう変化しただろうか。 4場所までの途中経過をまとめてみた。それ が次の表である。なお、対象 ...

現代相撲部屋継承事情7

2020/10/2  

九月場所があり、いくぶん間が空いたが、 引き続き4代続いた相撲部屋をみていこう。 陸奥(元霧島)部屋のルーツは井筒部屋で ある。井筒部屋といっても高砂部屋から分家 独立した初代西ノ海がおこした井筒部屋 ...

関脇優勝の足跡

2020/10/1  

九月場所関脇優勝した正代は場所後大関に 昇進した。大正15年優勝制度が始まって以来 関脇の優勝は以下の29例目である。なお、 大正15年以降場所は464場所となった。中止 になった2場所は含んでいない ...

新大関正代論

2020/9/30  

大関の伝達式がおこなわれる時津風部屋は、 内外ともに数多くの胡蝶蘭が飾られていた。 壮観な眺めである。協会使者として鏡山 (元多賀竜)と立川(元土佐ノ海)が派遣 され、部屋に午前に着いた。時津風(元 ...

正代実力評価の変遷

2020/9/29  

正代の大関昇進が決定的な状況である。大関 になっても本名の正代でいくとのこと。輪島 が本名で通すことになったのは、どこにでも ある名前ではないというのが理由であったが、 正代にもいえる。その正代が強さ ...

2020年九月場所総評

2020/9/28  

★多数の休場者を出したが 両横綱をはじめ出場停止の阿炎を含め、幕内 は10人に及んだ。石浦は途中出場、琴奨菊・ 霧馬山は再出場したが、これでもかという 感じで休場力士は、留まることがなかった。 新型コ ...

■九月千秋楽 大苦戦のなか正代初優勝、だが…

2020/9/27  

正代か翔猿か。優勝の行方は結び前の2敗 正代対3敗翔猿の一番にかかっていた。と いっても実力差がありすぎる。あるいは相撲 にならない可能性さえある。ところが現実は 違った。 <翔猿の猛攻> 翔猿があた ...

■九月14日目 単独トップ正代の大関はあるのか

2020/9/26  

14日目、優勝戦線に変化があった。3敗の 阿武咲が隆の勝に敗れ、同じく3敗の若隆景 が御嶽海に敗退して4敗になり、優勝戦線 から退いた。まず、実力通りの結果が出た ことになる。下克上とはいかなかった。 ...

■九月13日目 決戦を斬る

2020/9/25  

幕内中位以下の2敗として残った翔猿。動き のよさで調子をあげてきた。対戦相手の隆の 勝は地力をつけ、上位で勝ちこせる力士と なった。実力は翔猿より上である。相撲は こう展開した。隆の勝あたって押し込ん ...

■九月12日目 注目の一番!平幕2敗力士が激突

2020/9/24  

遠藤が12日目から休場した。幕内では9人目 である。12日目の取組は18番と寂しい数字に なった。そのうち1番は不戦だから実質17番 である。現代重量級大相撲はケガに直結しや すいということか。 <上 ...

■九月11日目 対戦相手の差

2020/9/23  

11日目を終え、2敗は上位で貴景勝、正代、 幕内中位以下で若隆景、翔猿となった。上位 と中位以下の直接対戦は行われない流れに なりつつある。12日目貴景勝は遠藤、正代は 宝富士との対戦である。朝乃山対 ...

■九月10日目上位2敗対中位以下2敗の対戦はあるか

2020/9/22  

10日目から霧馬山が休場した。朝乃山は今場 所豊山戦に続いて2つ目の不戦勝となった。 休場は出場停止の阿炎を含め、幕内だけで 8人目である。もっとも石浦は途中出場、 琴奨菊は再出場している。 <霧馬山 ...

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