服部桜改め勝南桜|序ノ口で89連敗のあと104連敗、生涯3勝238敗8休で令和三年九月場所に引退

服部桜(のちの勝南桜)は式秀部屋の力士で、2015年十一月場所に序ノ口に付いてから30場所でわずか3勝、序ノ口で89連敗の記録を持っていた(田口の2020年12月の記事)。協会の星取表を1番ずつ数えると、2019年一月場所の白星のあと令和3年七月場所まで104連敗があり、勝南桜のまま令和三年九月場所で引退している。生涯戦歴は3勝238敗8休(36場所)、最高位は序ノ口九枚目(協会の力士プロフィール)。

この記事は田口 通廣が2020年12月に書いたもので、当時はまだ服部桜の名で連敗中だった。引退と生涯戦歴は協会の力士プロフィール(2026年9月27日確認)による。

目次

服部桜のプロフィール|式秀部屋・神奈川県茅ヶ崎市出身

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項目内容
所属部屋式秀
しこ名服部桜 → 勝南桜
出身地神奈川県茅ヶ崎市
初土俵平成二十七年九月場所
最高位序ノ口九枚目
生涯戦歴3勝238敗8休(36場所)
引退場所令和三年九月場所
日本相撲協会の力士プロフィール(2026年9月27日確認)

30場所でわずか3勝|序ノ口で89連敗の記録

服部桜は2015年十一月場所に序ノ口に付いてから30場所を経たが、その間わずか3勝しかしていない力士である。原則1場所7番しかない序ノ口で89連敗という、不名誉かつ不滅?の記録を持つ最弱力士だ、と田口は2020年12月に書いている。

服部桜
<服部桜>

田口はこの年、コロナ禍で入場が13時になったため、服部桜の相撲を見る機会がなくなったと書いている。その前年の2019年について、田口は別の記事で「今年1年、服部桜は1勝42敗に終わった。」と書き、「1勝は一月場所五番相撲の峰雲(ほううん)戦である。」と記している(思い様々服部桜、2019年12月10日)。

2020年は5場所で0勝37敗|再び連敗を記録中

2020年は5場所で0勝37敗の成績で、再び連敗を記録中だった。17歳で入門した服部桜は、当時22歳になっていた。

田口は、相撲仲間とは服部桜が勝つ瞬間を生で見たいと言いながら、その機会に出くわしていないと書いている。森麗の白星は何度か見ているし、森麗が勝ち越したときにも目の当たりにしたことがあるという。

なぜ負け続けるのか|負けても相手が弱くならない序ノ口

5年たつとある程度体ができ、技も身についてくるものだが、そうはいかないのが服部桜だった、と田口は書いている。

通常は全敗すると番付が下がり、対戦相手がだいたい弱くなっていく。そうすると、ついつい勝ってしまうのが当然だった。

まして幕下以下は1場所7番なので、連敗の数字がそうそう大きくなることは考えられなかった。これが連敗に対する認識だった、と田口は書いている。

2019年11月、寺尾翔と取る服部桜
<2019年11月 寺尾翔(右)戦>

それが覆される日が平成になって訪れた。この法則は序ノ口の力士にはあてはまらない、と田口は書く。

負けると番付が下がって弱い相手になる、という前提が崩れるのである。服部桜は30場所ずっと序ノ口だった。

2021年一月場所、勝南桜に改名

2021年一月場所で、服部桜は勝南桜と改名した。田口は、出身地の湘南にちなみ、勝つイメージを持たせた四股名と推測している。協会の力士プロフィールの出身地は神奈川県茅ヶ崎市である。

田口は2020年12月の時点で、2021年に勝南桜に勝利の日はくるのだろうかと書き、いまのままでは生で見ることができないのがなんとも歯がゆい、と結んでいた。

その後|令和三年九月場所で引退、生涯3勝238敗8休

協会の力士プロフィールによると、勝南桜の引退場所は令和三年九月場所である。生涯戦歴は3勝238敗8休(36場所)で、最高位は序ノ口九枚目だった。

協会の星取表で数えた連敗|89連敗のあとに104連敗

協会の大帳の星取表で序ノ口の35場所を1番ずつ数えると、89連敗は平成28年五月場所から平成30年七月場所までで、田口の数と一致する。白星は3つで、平成28年五月場所の澤ノ富士戦、平成30年七月場所の颯雅戦、平成31年一月場所の峰雲戦である。

峰雲戦の白星のあとは、令和3年七月場所まで104連敗が続いた。令和3年九月場所は全休のまま引退している(当サイトが数えた)。

同じ式秀部屋のいまの力士は式秀部屋の力士一覧に、横綱の連敗の記録は横綱の連敗記録にまとめている。

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服部桜(勝南桜)についてよくある質問

Q. 服部桜は現在どうしていますか?
日本相撲協会の力士プロフィールでは、勝南桜(元服部桜)は令和三年九月場所で引退しています。生涯戦歴は3勝238敗8休(36場所)です。

Q. 服部桜の連敗記録は?
協会の星取表を当サイトが数えると、平成28年五月場所から平成30年七月場所までの89連敗のあと、平成31年一月場所の白星から令和3年七月場所まで104連敗しています。田口の2020年12月の記事は、89連敗と、再び連敗中だった時点までを書いています。

Q. なぜ序ノ口で負け続けたのですか?
通常は負けると番付が下がって相手が弱くなりますが、田口は、この法則は序ノ口の力士にはあてはまらないと書いています。服部桜は30場所ずっと序ノ口でした。

Q. 勝南桜の四股名の由来は?
田口は、出身地の湘南にちなみ、勝つイメージを持たせた四股名と推測しています。改名は2021年一月場所です。

Q. 服部桜の最高位は?
序ノ口九枚目です(協会の力士プロフィール)。

関連記事:思い様々服部桜(2019年12月)/式秀部屋の力士一覧/横綱の連敗記録

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この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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