大相撲

琴奨菊の土俵人生5

2017年三月場所、琴奨菊が大関から関脇に
降格した場所である。ここで10勝以上あげる
と大関に復帰できる。稀勢の里が新横綱と
してデビューした場所でもあった。横綱白鵬、
大関豪栄道が途中休場したが、1勝足りず
9勝に終わった。

<2017年3月 日馬富士に勝利>

この年の五月場所後高安が大関に昇進した。
また、照ノ富士が十一月場所で大関の座を
明け渡した。衝撃だったのは、横綱日馬富士
が暴行事件から責任をとって引退したことで
ある。2017年大関降格後、琴奨菊は39勝36敗
の成績を残した。横綱戦は5勝7敗だった。

2018年五月場所後、栃ノ心が大関に昇進した。
稀勢の里は5場所休場、白鵬4場所休場、
鶴竜は2場所休場と横綱の休場が目立った
1年であった。琴奨菊は41勝45敗4休と負け
越した。すべて平幕で、上位戦は4場所で
あった。琴奨菊は晩年入っていた。

2019年一月場所、横綱稀勢の里が引退した。
三月場所後貴景勝が大関に昇進したが、2場
所で降格した。九月場所12勝をあげ、大関に
復帰した。大関栃ノ心が大関降格、復帰、
降格を繰り返した1年でもあった。琴奨菊は
6場所中5場所負け越していた。上位と対戦
したのは3場所と減少してきた。年齢は35歳
になった。

<2019年7月最後の横綱戦 白鵬に勝利>

2020年三月場所は新型コロナウイルスの影響
で無観客開催に、五月場所は非常事態宣言で
中止になった。七月・九月は2500人に、十一
月場所は5000人の観客制限場所となった。
琴奨菊は前年に引き続き負け越し、6場所
連続負け越しを記録した。七月場所は8勝
したものの、九月場所は大敗して十両落ちが
決定した。十両で取ってみたものの、どう
にも勝てず引退に踏み切った。約19年の土俵
人生に終止符をうった。

<2020年11月最後の勝利松鳳山戦>

(この項目終わり)

景気・雇用の落ち込みは想像以上です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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