大相撲

1年間の優勝者

今年(2020年)は感染症流行のなかで5場所
開催されたその優勝者が5力士とも違うので
ある。
一月 幕尻徳勝龍
三月 横綱白鵬
七月 幕尻照ノ富士
九月 関脇正代
十一月大関貴景勝

<照ノ富士>

これは絶対的強者がいなっかた結果と言える。
過去年5場所以上開催された1年間では3度
ある。最初は年5場所となった昭和32年で
ある。昭和32年は鏡里、吉葉山、栃錦、千代
の山の4横綱、若ノ花、松登、大内山の3大
関であった。夏場所、朝汐が大関に昇進した。
一月 横綱千代の山
三月 関脇朝汐
五月 小結安念山
九月 横綱栃錦
十一月平幕玉乃海

次が昭和47年である。この年は一人横綱北の
富士が4場所乱調、大関はまったくたよりに
ならない存在であった。
一月 平幕栃東
史上初の11勝優勝であった。
三月 関脇長谷川
五月 関脇輪島
七月 平幕高見山
九月 横綱北の富士
十一月大関琴櫻

<北の富士>

3度目が平成3年である。平成3年は千代の
富士、旭富士、大乃国、北勝海の4横綱、
霧島、小錦の2大関であった。五月場所で
千代の富士が、七月場所で大乃国が引退して
いる。世代交代期にはいっていた。
一月 大関霧島
三月 横綱北勝海
五月 横綱旭富士
七月 平幕琴富士 
九月 平幕琴錦
十一月大関小錦

1年6場所中5場所優勝者が違ったケースは
7例ある。
・昭和43年
一月 横綱佐田の山
三月 平幕若浪
五月 大関玉乃島
七月 大関琴櫻
九月 横綱大鵬
十一月横綱大鵬
第一人者大鵬が4場所休場、そのあと45連勝
が始まった。横綱佐田の山は五月場所引退
している。

<大鵬>

・昭和44年
一月 横綱大鵬
三月 大関琴櫻
五月 横綱大鵬
七月 大関清國
九月 大関玉乃島
十一月大関北の富士
大鵬に陰りがみえた1年だった。五月場所で
優勝30回の大鵬に対して一代年寄り大鵬が
贈られた。横綱柏戸は七月場所中に引退した。

・昭和59年
一月 横綱隆の里
三月 大関若嶋津
五月 横綱北の湖
七月 大関若嶋津
九月 平幕多賀竜
十一月横綱千代の富士
隆の里、北の湖はこれが最後の優勝だった。
この年の九月場所が最後の蔵前国技館開催
だった。

・平成12年
一月 関脇武双山
三月 平幕貴闘力
五月 小結魁皇
九月 横綱曙
九月 横綱武蔵丸
十一月横綱曙
3代目若乃花は三月場所引退した。横綱貴乃
花は13場所連続優勝なしの途上であった。

・平成28年
一月 大関琴奨菊
三月 横綱白鵬
五月 横綱白鵬
七月 横綱日馬富士
九月 大関豪栄道
十一月横綱鶴竜
白鵬は39回目、日馬富士は8回目、鶴竜は
3回目の優勝であった。

<白鵬>

・平成30年
一月 平幕上位栃ノ心
三月 横綱鶴竜
五月 横綱鶴竜
七月 関脇御岳海
九月 横綱白鵬
十一月小結貴景勝
初優勝が3人。日馬富士は引退していた。
白鵬は4場所休場だった。

・平成31年令和元年
一月 関脇玉鷲
三月 横綱白鵬
五月 平幕朝乃山
七月 横綱鶴竜
九月 関脇御嶽海
十一月横綱白鵬
混迷の時代にはいった。新しい英雄はいつ
どんなカタチで出現するのか。

<御嶽海>

なお、1年間同じ優勝者だったことは平成
17年、朝青龍によって実現している。

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興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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