大相撲

2020年十一月場所総評

2020年11月23日

★優勝争いについて
一人大関貴景勝と大関復帰を目指す照ノ富士
の優勝争いが最高に場所を盛り上げた。やは
り実力者が優勝を争ったほうがベストである。
平幕中位以下で勝ちあがっても、星を幕内
中位・下位であげてきているので、たまたま
の結果に過ぎない。持続はできないし、実力
者でもない。幕内はもともと2つあるといわ
れている。横綱・大関の対戦圏内と対戦圏外
の2つである。今場所は実力者の優勝争いで
よかった。

<優勝決定戦立ち上がった瞬間>

★優勝した貴景勝に関して
徹底した押しがさえた。それがあるからいな
し、はたきがきいてくる。危なかったのは
変化でまわしを取りにいった霧馬山戦である。
一人残った大関だけに見事責任を果した。
押し相撲はリズムや波があるだけに、それを
克服しなくてはならないのが課題である。
来場所は真価を問われる。

<2回目の賜杯貴景勝>

★優勝同点に終わった照ノ富士について
照ノ富士は一段と強くなった。大関復帰を
目指すと広言しているだけに、有言実行と
なっている。相撲は理詰めで、腕を返す、
上手は浅くなどが忠実にできている。うる
さい翔猿にはごぼう抜きにして、かかえて
吊り出してしまった。照ノ富士が優勝争いに
加わると場所は面白くなる。

<技能賞受賞照ノ富士>

★取組編成に関して
相変わらず、後手にまわっている。
10日目 1敗志摩ノ海対2敗千代の国
11日目 2敗宝富士対2敗竜電
12日目 1敗志摩ノ海対2敗竜電
平幕なのだから、好成績者同士はもっと早く
対戦できたはずである。その結果、隆の勝対
照ノ富士の取組が消滅してしまった。

★2横綱・2大関が休場したが
まさに看板倒れ。横綱はもう15日間戦い抜く
力はないように見える。年寄株の問題は残る
が、残念ながらもう限界である。休場しても
落ちないのは横綱の特権であるが、横綱の
責任を果せないようでは権利の乱用である。
朝乃山、正代は早々と休場した。一月場所は
ともにカド番だが、8勝、9勝程度ではこの
埋め合わせはできない。

<休場力士。阿炎は出場停止>

★今場所から5000人開催となったが
土日の1階は入ったが、平日は、13日目以外
はブロックで空いていた。2階イス席は千秋
楽以外点々としていた。国技館でみかけなく
なった顔がある。新型コロナウイルスは相撲
ファンを変えてしまった。今、全国的に感染
者が増加している。地方場所が本当に開催
できるのか。危惧を抱いている。

<ブロックで空いた空席>

★三賞について
敢闘賞 志摩ノ海、千代の国
技能賞 照ノ富士

千代の国の敢闘賞は意外だったが、千代の国
がけがからはいあがってきたことを思えば
ヒットだった。照ノ富士は優勝大関貴景勝に
勝ったのだから、殊勲賞も受賞してもおか
しくなかった。殊勲賞は場所を盛り上げた
優勝者ではなく、本来の基準の優勝者を倒し
た者に戻すべきである。

★そのほか気がついた点
取組が始まっているのに人の視線をさえぎる
ように館内を通行、あるいは席につこうと
する方がいる。その結果取組が見られなく
なる。大相撲マナーとして、こういう点こそ
場内アナウンスをして注意を呼びかけていた
だききたい。

★場所の採点は
60点

最後に私製番付を掲載する。これは予想番付
ではない。番付は関脇以下を編成するもの。
基本関脇以下の成績をベースにした。ただし、
大関に勝った星は加えた。横綱・大関と対戦
する、しないではそれほど違うモノなので
ある。霧馬山は3勝9敗、志摩ノ海は11勝
3敗になる。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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