大相撲

鶴竜の困惑

鶴竜の様子が伝えられている。調整段階で
あって、本格的稽古はこれからになりそうだ。
横綱だけに不成績はあげられない。それで
なくても横綱審議委員会から休場の多さを
指摘されているから難しい立場におかれて
いる。鶴竜の休場はここ6場所で不戦敗を
含め、63になる。休場率は70%になる。鶴竜
は「よくわかっている」と休場の多さを認識
している。

<出陣鶴竜>

ただ、鶴竜は出場して玉砕して引退といか
ない事情がある。親方になるための日本国籍
取得がまだなのである。申請は2018年にした
との報道があり、来年までかかるのでは、
という見通しが出ている。横綱は引退して
5年間は横綱のままで年寄りになれる、と
いう規定がある。しかし、この規定は日本
国籍が前提である。今のままで横綱5年間
規定は適用されないのである。

<鶴竜奉納土俵入り>

外国人力士の大きな壁となっているのが、
年寄は日本国籍を有する者に限るという規定
である。なぜ、この規定ができたのか。今と
なっては知る者が少なくなってきた。この
規定ができたいきさつは一言でいうと柔道の
二の舞を避けるためである。柔道は今や原点
から遠くなってしまった。細分化された体重
制、有効、教育的指導、投げ逃げ、押さえ
込み25秒、カラー柔道着などに様変わりして
しまった。

無差別で技ありと一本、押さえ込み30秒の
かつての柔道の面影は失われてしまった。
柔道はJUDOという別な格闘技に変貌してしま
ったのである。これは柔道が国際組織によっ
て柔道の原型が失われたことによるもので
ある。つまり、大相撲が外国人によって様変
わりするのを恐れたのである。年寄は日本
国籍を有する者に限るという規定は、外国人
関取が高見山しかいないときに、春日野(元
栃錦)理事長時代につくられた。

<鶴竜祝勝会>

自分が強くなるだけでは半人前、強い力士を
育ててこそ一人前と言われる。鶴竜は今の
ままでは年寄になれない。といって引退して
しまえば協会には残れない。亡き師匠井筒
(元逆鉾)の井筒部屋の再興もできなくなる。
なんとも難しい立場にたたされている鶴竜
だが、引退するにできない事情がある。鶴竜
の困惑は続くことになる。

久々にプロ野球中継を見ました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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