MENU

関脇優勝の翌場所

大関の昇進は、昇進時の成績、相撲内容が
問われるのは当然である。だが、もっと大事
な点は大関としての成績、相撲内容である。
正代は関脇優勝のあとはどのような成績を
残せるのか。そこで関脇優勝の翌場所を調べ
てみた。それが以下である。玉錦と安芸ノ海
は東西制での数字である。

<双葉山のブロマイド>

関脇優勝した翌場所も優勝した力士は双葉山
ただ一人である。双葉山は69連勝の途上で
あった。関脇優勝した場所と同じ成績をあげ
たのが、13勝2敗の佐田の山である。優勝の
翌場所は栃ノ海が14勝1敗で優勝、栃光が
13勝2敗と活躍し、2人の大関昇進が決定
した場所だった。第一人者の大鵬は栃光、
栃ノ海、佐田の山に負け、3連敗している。

<佐田の山>

15日制が定着したのは昭和24年夏場所以降で
ある。栃錦から御嶽海までのべ22人のうち
10勝以上あげた力士は10人である。半分以下
である。11勝4敗が5人と最多数である。
それに続いたのが8勝7敗で4人いる。

全体で負け越しが5人いる。1人目は男女ノ
川の5勝6敗である。男女ノ川の関脇優勝は
通算2回目の優勝であり、これが最後の優勝
になった。つまり男女ノ川は大関、横綱で
1回も優勝できなかったのである。2人目が
全休の曙である。もっとも曙はこのあと9勝
-14勝優勝-13勝優勝で横綱に昇進している。

<男女ノ川のブロマイド>

3人目が千代大海で途中休場している。関脇
優勝した場所、3代目横綱若乃花相手に千秋
楽本割、優勝決定戦で連勝した勢いは影を
潜めた。さらに近年玉鷲と2回目の関脇優勝
した御嶽海が翌場所負け越している。

関脇優勝の翌場所の合計成績は244勝138敗
19休である。勝率6割3分8厘7毛である。
15日制では9.6勝である。関脇優勝の翌場所は
好成績にならない確率のほうが高いことに
なる。正代はこうした傾向をはね返すのか。
十一月場所の正代を注目していこう。

<正代>

夜更かししました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

ブログランキング

当サイトはブログランキングに参加しております。記事をよんでいただいたら、以下バナーをクリックいただくと、ランキングに反映されます、1日1クリックよろしくおねがいします
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

目次