大相撲

正代の相撲内容を検証する2

2020年10月6日

引き続き正代の相撲内容を検証していく。

■9日目 関脇大栄翔
大栄翔果敢に突いて出て、突上げて正代の
体をおこしにかかる。正代踏みとどまるも
引いて後退。土俵際右足一本でこらえる。
大栄翔も前に落ちて微妙な勝負になった。
物言いがついて取り直しになった。
2.5点

大栄翔再び突き上げての猛攻。正代押し込ま
れて土俵詰まるも、左が入って突き落とした。
3.5点
平均3点

■10日目 照強
あたりあって照強し右おっつけ。正代、右で
照強の左手首をつかんで出る。正代足が踏み
出す前に照強が土俵を割っていた。照強の
食い下がりを許さず、一気に勝負をかけた
ことが勝因。
4点

■11日目 高安
お互いに一歩もゆずらぬ激しい押し合い、
突き合い。そのなかから正代が相手をいな
して押し倒した。
5点

■12日目 宝富士
正代あたって左ざし。右もはいって一気に
寄り切る。宝富士はあまりにも無策すぎた。
5点

■13日目 大関貴景勝
2敗同士のサバイバル戦。貴景勝の押し。
正代下がらず対抗。貴景勝のいなしも通用
しない。なおも出んとする貴景勝を、正代
機をみて突き落とす。
4.5点

■14日目 大関朝乃山
3連敗後10連勝と調子をあげてきた朝乃山。
正代のあたりがまさり、横向きの朝乃山を
そのまま一気に寄り倒した。正代は予想以上
の強さを発揮した。完勝である。
5点

■千秋楽 翔猿
新入幕で3敗の翔猿が組まれた。翔猿飛び
込んで一気に寄り立て、正代土俵に詰まり
危うかった。翔猿引いて奇襲のいなし、さら
に二本入って寄るも、正代ねばり腰の突き
落としで辛勝した。
2.5点

後半正代の相撲は29点となった。8日までの
33点とあわせて62点となった。平均4.13で
あるから充実した相撲内容といえる。この
場所正代は一段と強くなった。ただ優勝した
場所、大関に上がるときは誰しもよくみえる。
正代は来場所以降、真価が問われることに
なる。

九月場所の録画を見ています。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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