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2020年11月 3大関に挑む11人のサムライ

今年納めの十一月場所が始まる。大関陣には
新大関正代が新たに加わった。横綱鶴竜は
11月5日休場が決定した。稽古がままなら
ない状態だったので、予感はしていた。6日
にな って白鵬の休場が正式に決定した。横綱
不在のなか、3大関に挑むのは以下の11人で
ある。小結照ノ富士・高安は元大関のプラ
イドから挑むサムライに加えなかった。つい
でにいうと元大関の殊勲インタビューは必要
なのか。九月場所で栃ノ心にあった。元大関
の魁傑はきっぱり断っていた。横綱の休場
から繰り上げで妙義龍を加えた。

関脇以下最強の御嶽海は九月場所、取組編成
のまずさから御嶽海対貴景勝戦がなかった。
幕内中位以下で勝ち進んだ力士の上位対戦が
遅すぎることに起因している。勝ち越したら
一部割り直しをしても上位と対戦させるべき
である。さらにいうと正代戦もなかった。
ここ6場所で横綱戦2勝3敗(1不戦勝あ
り)、大関戦5勝4敗である。地力は大関と
遜色ない。しかし、下位の取りこぼしが目立
ち過ぎるのが難点である。

<御嶽海>

ここ6場所すべて上位で戦ってきた力士が
2人いる。まず、大栄翔である。先場所九月
場所は負け越したが、6場所中4場所勝ち
越している。横綱戦4勝3敗と十分横綱に
通用していることを証明している。その反面
大関戦は3勝8敗(1不戦勝あり)と、もう
ひとつである。もう一人が北勝富士である。
横綱戦4勝4敗(1不戦勝あり)、大関戦
5勝6敗と互角に近い成績を残している。
ただ、小結で勝ち越したことがないのが印象
を弱めている。

<7月 白鵬を押し出した大栄翔>

最近めきめき力をつけてきたのが、新関脇
隆の勝である。大関貴景勝とは同部屋で対戦
がない。あらたに正代が大関になったが、
これまで2勝2敗の互角の成績を残している。
反面、研究されてきても不思議ではない。
十一月場所も彼の笑顔がみられるか。霧馬山
は3度目の上位戦である。大関には1勝しか
していないが、成長途上であり、若さをぶつ
けて大関から2勝目をもぎとっていただき
たい。

<隆の勝>

隠岐の海は大関戦4勝6敗と油断できない
存在である。九月場所は優勝正代に勝って
いる。要注意の力士である。若隆景、翔猿は
上位初挑戦である。「あたって砕けろ」の
精神でぶつかっていくことである。

十一月場所に活躍する力士は果たして誰に
なるのか。目が離せない。

技量審査場所は照明が暗かったことを
思い出しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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