幕内中位以下の2敗として残った翔猿。動き
のよさで調子をあげてきた。対戦相手の隆の
勝は地力をつけ、上位で勝ちこせる力士と
なった。実力は翔猿より上である。相撲は
こう展開した。隆の勝あたって押し込んだが、
翔猿たぐるように後ろにつけて送りだした。
翔猿の動きに翻弄された。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/09/200925十三日目幕内-619-e1601037843744.jpg)
14日目翔猿の対戦相手は大関貴景勝である。
これによって貴景勝対御嶽海戦は消滅した。
千秋楽の取組は14日目の結果を見て作成する
が、正代対翔猿になる可能性が出てきた。
とはいっても全体的には強豪との対戦が物
足りない。翔猿が優勝というのなら最低2
大関、2関脇と対戦してこそ価値あるものに
なる。
その原因は取組編成のまずさにある。こりず
にまたも出てしまった。翔猿が優勝した場合、
またもからくり優勝・わけあり優勝になり、
作成者は審判部になる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/09/200925十三日目幕内-834-e1601037866881.jpg)
上位2敗の貴景勝と正代が直接激突した。
星のつぶし合いである。貴景勝あたって押す
が、正代後退せず、あてがう。貴景勝のいな
しも通じない。正代踏みとどまり、よくみて
貴景勝をタイミングよく突き落とした。貴景
勝の押しは正代に通じなかった。この一番は
その一言につきる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/09/200925十三日目幕内-853-e1601037890589.jpg)
正代、14日目は大関朝乃山である。ぐんぐん
調子をあげてき、強さは戻っている。一番
ぶつかりたくない時期に対戦することになる。
場所はあと2日ある。優勝ラインが場合に
よって3敗にもつれ込む恐れがある。そう
なると平幕の取組は優勝の権威を考えると
ますます困難になる。
雨の日でした。
興味深いテーマをこれからもお届けします。