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■九月13日目 決戦を斬る

幕内中位以下の2敗として残った翔猿。動き
のよさで調子をあげてきた。対戦相手の隆の
勝は地力をつけ、上位で勝ちこせる力士と
なった。実力は翔猿より上である。相撲は
こう展開した。隆の勝あたって押し込んだが、
翔猿たぐるように後ろにつけて送りだした。
翔猿の動きに翻弄された。

<翔猿、隆の勝を送り出す>

14日目翔猿の対戦相手は大関貴景勝である。
これによって貴景勝対御嶽海戦は消滅した。
千秋楽の取組は14日目の結果を見て作成する
が、正代対翔猿になる可能性が出てきた。
とはいっても全体的には強豪との対戦が物
足りない。翔猿が優勝というのなら最低2
大関、2関脇と対戦してこそ価値あるものに
なる。

その原因は取組編成のまずさにある。こりず
にまたも出てしまった。翔猿が優勝した場合、
またもからくり優勝・わけあり優勝になり、
作成者は審判部になる。

<正代と貴景勝の攻防>

上位2敗の貴景勝と正代が直接激突した。
星のつぶし合いである。貴景勝あたって押す
が、正代後退せず、あてがう。貴景勝のいな
しも通じない。正代踏みとどまり、よくみて
貴景勝をタイミングよく突き落とした。貴景
勝の押しは正代に通じなかった。この一番は
その一言につきる。

<正代、貴景勝を突き落とす>

正代、14日目は大関朝乃山である。ぐんぐん
調子をあげてき、強さは戻っている。一番
ぶつかりたくない時期に対戦することになる。

場所はあと2日ある。優勝ラインが場合に
よって3敗にもつれ込む恐れがある。そう
なると平幕の取組は優勝の権威を考えると
ますます困難になる。

雨の日でした。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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