大相撲

■九月14日目 単独トップ正代の大関はあるのか

2020年9月26日

14日目、優勝戦線に変化があった。3敗の
阿武咲が隆の勝に敗れ、同じく3敗の若隆景
が御嶽海に敗退して4敗になり、優勝戦線
から退いた。まず、実力通りの結果が出た
ことになる。下克上とはいかなかった。

<正代の横攻め>

14日目、直接対決が2番あった。まず、結び
前の一番で2敗正代対3敗朝乃山戦である。
朝乃山はぐんぐん調子をあげて目下10連勝。
一方正代はこのところ自信が感じられる。
ただ地位は朝乃山が上である。この一番正代
があたり勝ってその勢いのまま横攻めで一気
に押し倒した。正代のパワー、スピードが
炸裂した。朝乃山は何もできなかった。正代
の完勝であった。

<朝乃山を押し倒した正代>

結びの一番は2敗の新入幕翔猿と3敗の大関
貴景勝の一番である。貴景勝は今年の一月
場所、幕尻の徳勝龍に負けて大関の面目丸つ
ぶれであった。再びここで負けたら恥の
上塗りになってしまう。相撲はこう展開した。
貴景勝はよくみて押していった。翔猿逆に
押し込むも貴景勝は落ち着いていた。押し
合いのなかから貴景勝が翔猿をはたき込んで
勝負あった。

<貴景勝(はたき込み)翔猿>

14日目を終わり、2敗正代、3敗貴景勝、
翔猿となった。正代が一歩リードしたカタチ
になった。千秋楽は予想通り正代と翔猿が
組まれた。

正代の大関昇進はあるのか。優勝しても12勝
なら論外である。13勝の場合はどうか。その
場合3場所前の8勝が気になる。できれば
もう1場所みたい。しかし、千秋楽勝って
大関昇進というムードが出てきたら、状況は
変わるかもしれない。

あと1日です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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