■4位 朝乃山・正代の大関昇進
3月の時点、幕内で大関を目指せる力士は
朝乃山しかいなかった。11勝-10勝-11勝で
大関が決定した。大関朝乃山の誕生である。
伝達式では「大関の名に恥じぬよう、相撲を
愛し、力士として正義を全うし、一生懸命
努力します」と口上を述べた。
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朝乃山は右四つの相撲である。といっても、
双葉山、玉の海のように腰で取る相撲では
ない。圧力と出足で取る相撲である。圧力は
そうとうなモノがある。これが朝乃山の強さ
になっている。一時期、突き押しのパワー
相撲に苦戦していたが、解消された理由も
圧力である。
8勝-11勝-13勝優勝、正代は優勝によって
突如大関に昇進した。時津風(元時津海)に
代わり、枝川(元蒼樹山)が伝達式に臨んだ。
正代は「謹んでお受けいたします。大関の名
に恥じぬよう、至誠一貫の精神で相撲道に
邁進してまいります」と四字熟語をいれ、
口上を述べた。大関正代の誕生である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/12/200930正代大関へ-121-e1608516646966.jpg)
今年(2020年)正代は見違えるような相撲に
なった。今まで上位ではなかなか勝てなかっ
た。2ケタ勝利がようやくできるようになっ
た。そして九月場所は優勝だった。ある日
突然強くなったタイプである。右四つ寄り。
もろざしからの速攻。突き落としをみせる
ことがある。これにさらに磨きをかけること
である
KW氏・M氏・A氏が4位に、HR氏が6位
に、S氏が7位に、T氏が8位にあげている。
■3位 感染症で勝武士、帰らぬ人に
新型コロナウイルスで入院していた現役力士
勝武士が5月13日午前0時半に帰らぬ人に
なった。死因は新型コロナウイルス性肺炎に
よる多臓器不全であった。28歳という若さで
あった。勝武士は高田川(元安芸乃島)部屋
所属、三段目82枚目、土俵歴は約13年に及ん
でいた。しょっきりをよくやっていた。相撲
界から初の死亡者を出てしまい、はかりしれ
ないほどショックで痛々しく、悲しいニュー
スになってしまった。
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勝武士は4月4日から5日に発熱して、師匠
たちが保健所や病院に電話したが、まったく
つながらなかったという。近隣の複数の医療
機関に相談するも、みつからなかった。血痰
が出るに及んで救急搬送となったが、それ
でも受け入れ先はなかなかみつからなかった。
大学病院に入院できたのは、発熱から4日
経っての夜であった。
こうした治療の遅れが死期を早めたのでは
ないか。医療現場が逼迫していたとしても、
どうにもおさえられない感情である。疾患が
あると死亡リスクが高まるという。勝武士が
糖尿病を患っていたことが、影響した恐れが
ある。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/12/191107前夜祭-228勝武士-e1608516689623.jpg)
KW氏が2位に、S氏・HR氏が3位に、
A氏が相撲部屋集団感染とセットで2位に、
T氏が7位にあげている。
新型コロナウイルス変異種のニュースを聞き
ました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。