琴奨菊が引退の意向をかためたという。元
大関が十両で取るという珍しさであったが、
いかんせん勝てなくなってきた。1勝5敗
では幕内復帰どころか番付をさらに下げかね
ない。36歳、限界でやむを得なかった。元
大関が十両で取るのは美学に反するという
見方がある。元関脇旭天鵬は幕内にこだわっ
て引退した。だが、美学は人それぞれ違って
当然である。要するに琴奨菊が納得できるか
どうかである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/11/201113六日目十両-482-e1605358029412.jpg)
場所は全勝の千代の国が豊昇龍に負け、1敗
に後退した。照ノ富士は若隆景と対戦した。
途中引きがあって攻め込まれるも、踏みとど
まって逆襲。最後はすくい投げで決めた。
貴景勝は真っ向から押しで隠岐の海を寄せ
つけず、押し出した。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/11/201114七日目幕内-984-e1605358054651.jpg)
7戦全勝は貴景勝と照ノ富士の2人となった。
両力士とも力強い相撲で進撃している。現
時点ではこの流れのままいくように思えて
くる。仮に1敗しても貴景勝と照ノ富士を
中心とした優勝争いになりそうである。
この両者の争いは押し相撲対四つ相撲になる。
立ちふさがる共通の強敵は御嶽海になる。
貴景勝の要注意は北勝富士、照ノ富士は隆の
勝、大栄翔になる。十一月場所のメーンイベ
ントはハプニングが起きない限り、貴景勝対
照ノ富士になりつつある。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/11/201114七日目幕内-1173-e1605358073285.jpg)
【十一月場所情報】
十一月場所は取組表以外にカラー読物が配ら
れる。小錦涙の初優勝、九州場所の変遷、
土俵と3つの題材で構成されている。どれも
知られざる内容が綴られ、読み応え十分で
ある。
I女史と一緒に観戦しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。