大相撲

■十一月6日目 全勝対全敗

6日目、全勝対全敗の対戦が幕内の前半で
実現した。幕内14枚目千代の国ここまで5戦
5勝。先場所十両で14勝1敗優勝した勢いを
そのまま持続してきたような今場所である。
さらに遡れば七月場所は幕下で7勝優勝して
いる。それにしても千代の国のテーピングは
痛々しい。それでいて相撲は勝ち続けるの
だから相撲はわからない。

<千代の国対炎鵬1>

それに対し負け続けているのが幕内11枚目の
炎鵬である。ここまで5戦5敗。しかも内容
は力負けで、どことなく弱々しい。攻め込め
ないし、相撲が軽い感じである。炎鵬は前途
多難である。先場所も苦しい展開だったが、
なんとか6勝した。今場所はまったく先が
見えない黒星街道である。

昇りゆく太陽千代の国対沈みゆく月炎鵬、
この両力士が対戦することになった。相撲は
千代の国が低くきた炎鵬をはたき込んであっ
さり決まった。

<千代の国対炎鵬2>

6勝千代の国の平幕優勝はあるのか。上位が
星のつぶし合いをするなか、平幕が勝ち続け、
終盤2、3番上位と対戦して優勝するのが、
これまでの幕内中位以下の優勝パターンで
あった。今場所は2横綱2大関が休場だから、
上位は層が薄い。それでも貴景勝、照ノ富士、
御嶽海、隆の勝が控えているから簡単では
ない。もっともこれはこのあと千代の国が
勝ち続ければという前提の場合である。

<千代の国対炎鵬3>

全敗炎鵬はこの後どうなる。この後成績が
上がらない力士同士が組まれると思うが、
そこでどれだけ持ち直せるか。炎鵬のよさは
相手の腕をたぐったり、下手を深く差し込ん
での下手投げがあったりした。ねばりがあっ
た。炎鵬はいいときの相撲を必死で取ること
である。

それにしても全勝対全敗の取組にどれほどの
意味があったのだろうか。

昨日(11月12日)あるサイトで新着に
あがりませんでいた。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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