大相撲

■十一月8日目 仮想貴景勝に敗北した照ノ富士

2020年11月15日

照ノ富士にとって要注意力士大栄翔との対戦
が8日目実現した。相撲は照ノ富士が左まわし
右引っ張り込みで出て行くがまわしはとれない。
大栄翔まわりこんで反撃。照ノ富士を正面
土俵に押し出した。照ノ富士にとって大栄翔
はある意味仮想貴景勝であった。この一番
ではからずも押し相撲対策はできていない
ことが露呈した。

<照ノ富士、大栄翔に敗れ1敗>

押し相撲対策としてまず、立ち合い鋭く踏み
込んで前褌を取ることである。近年前褌を
取りにいく相撲はあまりみかけなくなった。
大受が押し相撲旋風で三賞を独占したとき、
輪島が前褌を取って押しを封じた。あるいは
かちあげで押しの威力をそらす方法もある。
ひっぱりこんで組む方法もあるが、組まない
押し相撲には通用しにくい。

<貴景勝全勝を守る>

貴景勝は要注意力士北勝富士と対戦した。
貴景勝あたって押し上げ、すぐさま引き落と
した。これで全勝は貴景勝、1敗照ノ富士・
宝富士・志摩ノ海となった。8日目、志摩ノ
海の対戦相手は十両の千代丸であった。2敗
の竜電・千代の国との対戦はいまだ実現して
いない。出し惜しみは、取組編成を難しくし、
後手にまわる恐れがある。先場所、貴景勝対
御嶽海、正代対御嶽海戦が消滅したこと、
審判部は忘れたわけではあるまい。

<1敗の志摩ノ海>

貴景勝の今後の対戦相手は9日目翔猿、さら
に御嶽海、照ノ富士、宝富士、玉鷲あたりに
なりそうである。照ノ富士は9日目高安、
さらに貴景勝、御嶽海、隆の勝、志摩ノ海
あたりになると思われる。今場所は2横綱2
大関が休場で好取組が組みにくい状態である。
負けがこんだ上位力士より幕内中位以下の
好成績者を思い切ってあててもいい。

【十一月場所チケット情報】
明日(9日目)から後半戦である。チケット
の売れ行きはどうか。マス席は土日完売で
ある。13日目は残りわずかである。イス席が
売り切れているのは千秋楽のみである。筆者
は先場所チケットがまだあるので思わず購入
し、国技館にいった日が複数あった。

N氏と一緒に久々に観戦しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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