照ノ富士にとって要注意力士大栄翔との対戦
が8日目実現した。相撲は照ノ富士が左まわし
右引っ張り込みで出て行くがまわしはとれない。
大栄翔まわりこんで反撃。照ノ富士を正面
土俵に押し出した。照ノ富士にとって大栄翔
はある意味仮想貴景勝であった。この一番
ではからずも押し相撲対策はできていない
ことが露呈した。
押し相撲対策としてまず、立ち合い鋭く踏み
込んで前褌を取ることである。近年前褌を
取りにいく相撲はあまりみかけなくなった。
大受が押し相撲旋風で三賞を独占したとき、
輪島が前褌を取って押しを封じた。あるいは
かちあげで押しの威力をそらす方法もある。
ひっぱりこんで組む方法もあるが、組まない
押し相撲には通用しにくい。
貴景勝は要注意力士北勝富士と対戦した。
貴景勝あたって押し上げ、すぐさま引き落と
した。これで全勝は貴景勝、1敗照ノ富士・
宝富士・志摩ノ海となった。8日目、志摩ノ
海の対戦相手は十両の千代丸であった。2敗
の竜電・千代の国との対戦はいまだ実現して
いない。出し惜しみは、取組編成を難しくし、
後手にまわる恐れがある。先場所、貴景勝対
御嶽海、正代対御嶽海戦が消滅したこと、
審判部は忘れたわけではあるまい。
貴景勝の今後の対戦相手は9日目翔猿、さら
に御嶽海、照ノ富士、宝富士、玉鷲あたりに
なりそうである。照ノ富士は9日目高安、
さらに貴景勝、御嶽海、隆の勝、志摩ノ海
あたりになると思われる。今場所は2横綱2
大関が休場で好取組が組みにくい状態である。
負けがこんだ上位力士より幕内中位以下の
好成績者を思い切ってあててもいい。
【十一月場所チケット情報】
明日(9日目)から後半戦である。チケット
の売れ行きはどうか。マス席は土日完売で
ある。13日目は残りわずかである。イス席が
売り切れているのは千秋楽のみである。筆者
は先場所チケットがまだあるので思わず購入
し、国技館にいった日が複数あった。
N氏と一緒に久々に観戦しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。