大相撲

正代の相撲内容を検証する1

2020年10月4日

九月場所、正代は13勝2敗で優勝し、大関に
昇進した。九月場所正代はどのような相撲を
取ったのか。改めて一番一番を検証してみる
ことにした。

採点は5段階で、細かく評価するため0.5を
加点減点することにした。採点基準は勝敗
ではなく、正代がどれくらい自分の力を
発揮したかにおいた。

■初日 隆の勝
正代がどんどん前に出て、そのまま押し出し
た。力をつけてきた隆の勝だったが、正代の
力が一枚も二枚も上だったことを見せつけ
られた一番となった。
5点

■2日目 玉鷲
正代、立ち合いで二本のぞかせながら、圧倒
して玉鷲をそのまま押し出した。これまでの
対戦成績では4勝9敗で負け越している相手
とは思えない内容だった。この勝利で5勝
9敗となった。
5点

■3日目 小結遠藤
正代、立ち合いから圧倒。遠藤の土俵際の
もろざしもかまわず、胸を押して押し出し、
遠藤を土俵下にふっとばした。正代の圧力は
大変な威力である。
5点

■4日目 照ノ富士
先場所は14日目に対戦して、優勝争いの先頭
をいく照ノ富士を引ひきずりおろしたのが
正代だ。両力士あたりあって照ノ富士上手が
取れず、突き合いになった。照ノ富士が優っ
て右が入り、出て行って最後押し出した。
今日の照ノ富士は気合が違った。正代は突き
負けたことが敗因。
2点

■5日目 北勝富士
北勝富士あたってのど輪で押しあげるも、
正代体勢くずれず。右が入って出ると北勝
富士はたちまち土俵につまった。正代その
まま押しだした。分のいい相手とはいえ、
正代の充実ぶりはすばらしい。
5点

■6日目 栃ノ心
栃ノ心左上手狙いも、正代、相手のふところ
に入って速攻で一気に寄り切る。正代快心の
相撲だった。
5点

■7日目 隠岐の海
正代、あたって出るも隠岐の海右ざし。正代
かまわず出るも、隠岐の海まわりこむ。なお
も出る正代を再度まわりこんでの隠岐の海の
豪快な突き落とし一閃。正代は派手に食って
しまった。正代の圧力は隠岐の海の腰をくず
せなかった。
2.5点

■8日目 妙義龍
妙義龍鋭くあたり、正代さがった。だが、
うまくいなして相手の後ろについて送り出し
た。妙義龍は正代をくずすところまではもっ
ていけなかった。
3.5点

ここまで正代の相撲内容は33点である。1番
平均4.125である。後半の正代の相撲内容は
どうか。

(この項目続く)

暗いうちに起きてしまいました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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