大相撲

■十一月10日目 優勝戦線5番勝負

優勝戦線6力士で直接の対戦は1敗志摩ノ海
対2敗千代の国戦だけである。この一番は
立ち合いあたりあったが、千代の国引いて
万事休す。向こう正面で土俵を割った。千代
の国は3敗となって後退した。志摩ノ海の
あす11日目は優勝戦線の力士ではない。そも
そも志摩ノ海の7日目以降の対戦は以下で
ある。
7日目 魁聖3勝3敗
8日目 十両千代丸5勝2敗
9日目 豊山2勝6敗
どうも勝ち進んだ力士と真逆の対戦である。
千代丸は2敗だが十両力士である。審判部の
取組編成は志摩ノ海優勝ロード用なのか。

<志摩ノ海(寄り切り)千代の国>

2敗の竜電は6勝3敗の玉鷲戦である。玉鷲
はひところの馬力はなくなった。上位の常連
でなくなった。相撲は竜電が中に入って寄り
切った。

1敗宝富士は5勝4敗の北勝富士との対戦で
ある。相撲は押し立てる北勝富士、しのぐ
宝富士の攻防のなか、右四つになった。両
力士上手取れず、動きが止まる。北勝富士の
息遣いが聞こえてくる。動きのなかでこぜり
あいから土俵際の投げの打ち合になった。
軍配は宝富士。戦い負えた北勝富士は疲労
困憊。物言いがついて取り直しになった。
北勝富士ははたして戦えるのか。

<北勝富士(取り直し)宝富士>

取り直しの一番は北勝富士が下から押し上げ
ていくが、宝富士まわりこんで残す。北勝
富士追撃して赤房下宝富士を押し出した。
北勝富士は耐えて勝った。

<北勝富士(押し出し)宝富士>

2敗照ノ富士は前日全勝の貴景勝から勝利
した翔猿戦である。照ノ富士は引っ張り込ん
で相手の両腕をかかえこんで高々と吊り出し
た。この相撲に観客は唖然とした。

<照ノ富士(吊り出し)翔猿>

1敗貴景勝は3勝6敗の妙義龍戦である。
相撲は、貴景勝が押していくが、妙義龍しの
いでもつれるかと思いきや貴景勝のとっさの
はたき込みが決まった。

11日目優勝戦線の直接対決は宝富士対竜電
のみである。1敗同士の貴景勝対志摩ノ海戦
はいつ実現するのか。場所は終盤に入る。

大阪から来たHR女史と観戦しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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