大相撲

■十一月3日目 大相撲冬の時代到来か

朝乃山が3日目から休場した。館内には病気
休場のためとアナウンスされたが、昨日の
今日で突然なる病気って何って聞き入って
しまった。だが、実際は右肩負傷であった。
誤報というよりいい加減さを感じてしまった。
幕内では早くも4人目の休場である。

朝乃山の休場で横綱・大関の休場は過半数
越えになってしまった。それだけではない。
横綱・大関リーグ戦はたった一番になって
しまった。また、朝乃山の年間最多勝は自動
的に消滅した。さらに、朝乃山の横綱の可能
性は遅れることになった。あるいはなくなっ
たかもしれない。残った力士ががんばるとは
いっても看板力士が欠場ではなんともしまら
ない。

<国技館2階席>

ただでさえ、大相撲人気はゆらいでいる。
入場者を5000人にあげたが、マス席はブロッ
クであき、2階イス席ではお客さんは点々と
している。レベルが高い中での争いと低い中
での争いでは自ずから異なる。大相撲はあた
かも冬の時代を迎えようとしているかのよう
な様相が見え隠れしている。

残った大関はどうであったか。まず貴景勝対
霧馬山戦。霧馬山が素早く上手を取った。
うまく組み止めた。ここぞとばかり霧馬山が
寄りたて西土俵に貴景勝を追い詰めたが、
貴景勝は落ち着いていたように映った。強烈
な突き落としで逆転勝ちした。

<貴景勝逆転勝ち>

続いて結びの一番正代対高安戦。この一番は
どたばた相撲となった。正代は1度いなして
高安を東土俵においつめたとき、前に出ずに
引いた。これがその後の展開をもつれさせた。
正代、黒房下追い詰められながらもかろう
じて突き落とした。貴重な1勝だったが、
正代の相撲ではなかった。

<正代辛勝>

2大関に比べ小結照ノ富士は阿武咲相手に
力強い相撲をみせた。ゆるぎなかった。4日
目以降の行く末が気になる3日目の大関で
あった。

新しい相撲仲間S女史と楽しく一緒に
観戦しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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