大相撲

■十一月13日目 貴景勝対志摩ノ海!決戦を斬る

13日目、幕内前半に志摩ノ海は登場しない。
幕内後半が始まっても登場しない。そう志摩
ノ海は結びの一番で1敗同士で貴景勝と対戦
する。ここまでの両力士の対戦相手の地位を
みていこう。
・貴景勝
小結-前1-前1-前2-前2-前3-前3
-前4-前4-前5-前5-前6
・志摩ノ海
十1-前15-前16-前16-前14-前13-前12
-十4-前12-前14-前13-前10
志摩ノ海は勝ちこんできても上位との対戦は
なかった。13日目で初めて大関戦が組まれた
わけである。同じ11勝といってもこれだけの
違いがある。

志摩ノ海に勝ってもらいたいという声が聞こ
える。貴景勝が幕尻徳勝龍に続いて幕尻志摩
ノ海に負けるようだと引退ものだ、と筆者は
思っていた。制限時間いっぱいとなり、激突
の瞬間が来た。

<貴景勝対志摩ノ海1>

両力士あたりあって貴景勝押し込む。志摩ノ
海こらえて対抗していく。貴景勝のいなしは
きかず、押し合いから貴景勝今度ははたき。
これがきいて志摩ノ海バランスを崩したとこ
ろを押し出した。

<貴景勝対志摩ノ海2>

志摩ノ海は貴景勝の押しにこらえながらチャ
ンスをうかがう戦いで大健闘であった。貴景
勝は長引く相撲のなか、常にひるむことなく
攻め続けたことが勝因である。1敗同士の
対戦にふさわしい熱戦であった。

<貴景勝対志摩ノ海3>

2敗照ノ富士は3敗竜電と対戦した。立ち
合い竜電はもろざし。照ノ富士外四つ。照ノ
富士右から相手の下手を切って前に出て押し
出した。

14日目に照ノ富士対志摩ノ海の2敗同士の
対戦が組まれた。志摩ノ海は照ノ富士を突き
押しで一気に攻めこみたい。だが今の照ノ
富士を攻め込むのは難しい。四つになった
とき、志摩ノ海は食い下がりたい。照ノ富士
はがっちりまわしを取り、引きつけて動きを
封じて攻めたいところだ。照ノ富士は千秋楽
の貴景勝との対戦を控え、負けるわけには
いかない一番である。

サバイバル戦最終章はまだ続きがある。

M氏と一緒に観戦しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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