13日目、幕内前半に志摩ノ海は登場しない。
幕内後半が始まっても登場しない。そう志摩
ノ海は結びの一番で1敗同士で貴景勝と対戦
する。ここまでの両力士の対戦相手の地位を
みていこう。
・貴景勝
小結-前1-前1-前2-前2-前3-前3
-前4-前4-前5-前5-前6
・志摩ノ海
十1-前15-前16-前16-前14-前13-前12
-十4-前12-前14-前13-前10
志摩ノ海は勝ちこんできても上位との対戦は
なかった。13日目で初めて大関戦が組まれた
わけである。同じ11勝といってもこれだけの
違いがある。
志摩ノ海に勝ってもらいたいという声が聞こ
える。貴景勝が幕尻徳勝龍に続いて幕尻志摩
ノ海に負けるようだと引退ものだ、と筆者は
思っていた。制限時間いっぱいとなり、激突
の瞬間が来た。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/11/201120十三日目幕内-1044-e1605875216136.jpg)
両力士あたりあって貴景勝押し込む。志摩ノ
海こらえて対抗していく。貴景勝のいなしは
きかず、押し合いから貴景勝今度ははたき。
これがきいて志摩ノ海バランスを崩したとこ
ろを押し出した。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/11/201120十三日目幕内-1059-e1605875242412.jpg)
志摩ノ海は貴景勝の押しにこらえながらチャ
ンスをうかがう戦いで大健闘であった。貴景
勝は長引く相撲のなか、常にひるむことなく
攻め続けたことが勝因である。1敗同士の
対戦にふさわしい熱戦であった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/11/201120十三日目幕内-1068-e1605875263643.jpg)
2敗照ノ富士は3敗竜電と対戦した。立ち
合い竜電はもろざし。照ノ富士外四つ。照ノ
富士右から相手の下手を切って前に出て押し
出した。
14日目に照ノ富士対志摩ノ海の2敗同士の
対戦が組まれた。志摩ノ海は照ノ富士を突き
押しで一気に攻めこみたい。だが今の照ノ
富士を攻め込むのは難しい。四つになった
とき、志摩ノ海は食い下がりたい。照ノ富士
はがっちりまわしを取り、引きつけて動きを
封じて攻めたいところだ。照ノ富士は千秋楽
の貴景勝との対戦を控え、負けるわけには
いかない一番である。
サバイバル戦最終章はまだ続きがある。
M氏と一緒に観戦しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。