大相撲

2009年相撲メモから1年を振り返る1

10年一昔と言うが、ここでは11年昔を相撲
メモから振り返ってみたい。現代と比較して
どういう時期であったか明白にしていきたい。
2009年は横綱が白鵬と朝青龍のときである。
白鵬は23歳から24歳、朝青龍は28歳から29歳
のときである。大関は魁皇、千代大海、琴欧
洲、日馬富士、琴光喜の5大関であった。
2009年はどんな年であったのか。

<十一月場所全勝優勝した白鵬>

★弱すぎる両横綱の対戦相手

2009年を振り返ると両横綱中心の土俵であっ
た。優勝回数は白鵬3回、朝青龍2回と一見
拮抗したようにも映るが、年間勝敗数は白鵬
86勝4敗、朝青龍72勝18敗と完全に差がつき
白鵬の時代にはいったといえる。最近よく耳
にするのは白鵬、朝青龍が強いのか、ほかが
弱すぎるのか、どうも後者ではないかという
見方だ。それというのも両横綱の稽古量が
少なすぎるからだ。2勤1休などという言葉
が報道されるのはなげかわしい限りだ。

相撲という競技はちょっとしたことであっ
さり勝負がついてしまう。変化されればばっ
たり、攻め込んでいけばばったり、寄られ
ればあっさり土俵を割る。しかし、ファンは
あっさり相撲ではなく攻防のある相撲が見た
いのだ。栃錦は相手の技が決まってから3つ
の技をくりだした。大関若ノ花は横綱千代の
山十分の右四つに組みながら17分の死闘を
展開した。こんなことは稽古が十分でなけ
ればできない。双葉山の傾倒者故小坂秀二氏
流の表現を借りれば相撲ファンは10秒台では
なく、9秒台の100m競争が見たいのだ。

<九月場所優勝した朝青龍>

★30成績中2ケタ勝ち星がわずか6回の大関陣

大関はほとんど務めを果たしていない。5人
で6場所、30成績を振り返っても五月場所の
日馬富士、七月場所の琴欧洲のみ優勝を争っ
たに過ぎない。1ケタ勝ち星24場所は物足り
なさすぎる。琴欧洲は4場所2ケタ勝ち星、
年間61勝をあげ、まずまずだが、持っている
素材からいうとまことに物足りない。4場所
は優勝争いに加わり、時には横綱以上の存在
価値を示してほしい。同じ相手に同じような
取り口で負けるのもいただけない。

大関は地位にふさわしくない成績に終始した
1年といえる。原因ははっきりしている。
上げるときは厳しくても(以前はこの段階で
さえ甘かった時代があったが)落ちるときは、
関脇以下より甘いからだ。2場所連続負け
越しで陥落という規定は、0勝と7勝が同じ
意味しかもたない。ここにメスをいれなけ
れば大関の存在価値は下落する一方だ。

そこで提案として3場所通算30勝未満なら
陥落。2場所連続1ケタ勝利なら陥落のどち
らかにしてはいかがだろうか。正式ではない
が、この種の案はかつて親方衆の話に出た
ことがあったという。しかし、実現しなかっ
た。理由は今より八百長が多くなるという
意見がでたため、しぼんだということだ。

さらにもう1つ、陥落した直後10勝以上した
ら復帰できるという規定はなくていい。そも
そもこの規定がなぜ必要なのかさっぱりわか
らない。むしろ、大関が4人いるときに、
一人が昇進するなら直近の1年間で一番成績
の悪い大関を陥落させる新規定を設けるくら
いの改変が必要だ。

<把瑠都(つり出し)豊ノ島>

★大関候補は把瑠都!ジンクスで昇進?

関脇以下に目を向けよう。大関への可能性を
もっとも秘めているのが把瑠都だ。成長の
余地が一番感じられる。何より、十両で15戦
全勝した力士は栃光・豊山・北の富士とすべ
て大関以上になっている。把瑠都でこのジン
クスをストップさせるわけにはいくまい。
しかし、今の把瑠都の相撲は朝青龍からみれ
ばスキだらけである。     

年間最多勝は現代とレベルが違いすぎる。
大関の降格規定はまったく変わっていない。
大関のなかでは日馬富士が横綱に昇進し、
把瑠都が大関になったのは歴史の通りである。

(この項目続く)

寝不足です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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