大相撲

■十一月初日 三者三様!大関白星発進

2020年11月8日

今場所から5000人と倍増の観客を入れての
スタートとなった。いままで使用していな
かったマス席の角、花道の上のななめのマス
席など4箇所が開放された。2階イス席の
東西にあった記者席、西 はなくなっていた。
4人マスは2人になったが、見た目は大勢の
観客のように映る。ただ、2階席は寂しい
入りだった。高額の席のほうが人気あると
いうことか。

新大関正代は、初日で場所なれしていない
ことと初顔合わせの若隆景ということで慎重
になったのか。相撲は若隆景にもろ差しに
はいられ、休まず出られた。正代向こう正面
白房下に追い詰められながらも突き落とし。
そのまま土俵下まで転がった。若隆景も突き
落としによって倒れこみ勝負は微妙な展開と
なった。行司の軍配は正代だが、物言いが
ついた。協議はやや長引いたが、若隆景の
足がかえっていたということで正代の勝ち
となった。

<正代辛勝>

足がかえるって何だ、という声が隣のマス席
から聞こえてきた。これは足の甲がつくこと
だが、ある時期無視されてきたことがあった。
正代は危ない相撲をしのいでの紙一重の勝利
となった。

朝乃山は2つの修正をしてきた。霧馬山には
くいさがられて苦戦したことがあること。
先場所連敗スタートで出遅れたこと。朝乃山
は右四つ十分になり、前に出る相撲で霧馬山
に圧勝した。幸先いいスタートとなった。

<朝乃山圧勝>

押し相撲の貴景勝はいかに押しのリズムに
のれるか。初日は大切な一番になる。貴景勝
はあたって下から押し上げ、高安をそのまま
押し出した。実力差を感じさせる一番となっ
た。先場所は栃ノ心の変化に不覚をとった。
曲者、押し相撲相手にどういう相撲を取るかで
貴景勝の調子がはかれる。

<押し一筋貴景勝>

初日3大関は白星発進となった。2横綱が
連続休場するなか、今度こそ大関の存在価値
を示せるか。戦いはこれからである。

S氏と久々に観戦しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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