月別アーカイブ:2016年11月

十一月場所総評

2016/11/30    ,

★場所の相撲人気をどうみるか 満員御礼が出なかったのは2日間だけだから、 よく入ったといえる。ただし、客席がずいぶんプレス用などでつぶされている。今回は新たに大型のブースが設けられていた。こんなに多く ...

■福岡千秋楽 明暗を分けたモノ

2016/11/29    ,

鶴竜が日馬富士との横綱戦を制して、14勝 1敗の堂々たる成績で優勝した。鶴竜が横綱 に昇進して16場所目のことであった。今年 1年間優勝争いをすることができず、存在 価値を問われかねなかったが、見事脱 ...

■福岡14日目 優勝とともに決まったコト

2016/11/29    ,

展開は思わぬ方向に動いた。日馬富士が制限 時間を勘違いするハプニングがあった。日馬 富士対白鵬戦は予想を覆し、日馬富士が果敢 に出るも、白鵬の動き勝ちとなった。日馬 富士は3敗で自力優勝はなくなった。 ...

■福岡13日目 大関の限界

2016/11/29    ,

13日目から横綱戦が始まるが、なぜか緊張感 は薄い。緊張感があるのは日馬富士対豪栄道 戦、稀勢の里対栃ノ心戦である。栃ノ心は 先場所、変化で稀勢の里をくだしているが、 今場所の稀勢の里なら大丈夫だろう ...

■福岡12日目 稀勢の里にまさかの線

2016/11/28  

1敗日馬富士対2敗稀勢の里のサバイバル戦 が今日の焦点。七月場所では優勝決戦で、 日馬富士の素早い踏み込みと食い下がりに 完敗した稀勢の里。今日はあのときのリベ ンジに燃えても不思議ではない。それでも ...

■福岡11日目 パワー、うまさをねじ伏せる

2016/11/28  

ある鶴竜ファンの動きは俊敏である。初日 観戦しているが、鶴竜が優勝するようなら 再び福岡入りするというのである。特に11日 目組まれた全勝鶴竜対2敗稀勢の里戦に勝つ ことがあれば濃厚だというのである。 ...

■福岡10日目白鵬、稀勢の里に63連勝でストップ再現相撲

2016/11/28    ,

10日目はどうも一方的な相撲が目立った。 同時に九州出身の関取がほとんど負けた。 厄日か天中殺か。もっとも鹿児島から1日 観戦に来た方によると博多まで駅から駅まで 2時間かかると聞いた。2時間といえば ...

殊勲賞の中身3【昭和25年夏~昭和28年秋】

2016/11/22  

▼11月27日用 これまで殊勲賞の中身を書いてきて、傾向は 見えてきたように思うのでここでは、注釈 のみを表記する。 昭和26年秋場所はどうひいき目にみても栃錦 のほうが殊勲の内容は上である。しかし、 ...

平成21年十一月場所グラフ

2016/11/22    ,

▼11月26日用 白鵬が年間86勝と驚異的数値をあげたのは、 平成21年であった。納めの十一月場所は全勝 優勝を達成している。独走で12回目の優勝で あった。横綱は白鵬と朝青龍、大関は琴欧洲、 琴光喜 ...

大相撲の問題点をめぐる相撲メモ

2016/11/22    

▼11月25日用 【平成21年問題山積の相撲協会】 武蔵川(元三重ノ海)理事長(当時)と北の 湖前理事長と何が違うのだろうかと思えて きた。武蔵川理事長がやったことは、立ち 合いに手をつくことを徹底さ ...

殊勲賞の中身2【昭和25年春~昭和26年春】

2016/11/21  

▼11月24日用 昭和25年春場所は吉葉山が殊勲賞を受賞した。 内容的にほとんど変わらない鏡里は殊勲賞は おろかほかの三賞も受賞できなかった。途中 休場した横綱照國を倒した差といかいいよう がない。し ...

四股名のルーツ【○風】

2016/11/21  

▼11月23日用 はじめに 四股名は、江戸東京相撲の幕内力士に限定 する。といっても江戸期には番付の上段が 今の幕内に相当するとはいえない時期がある。 ここでは便宜上、上段のみを対象とする。 また、番 ...

魁皇通算1047勝をめぐる相撲メモ

2016/11/21    

▼11月22日用 【平成23年七月場所】 ■3日目 魁皇限界か 鶴竜に敗れ3連敗 千代の富士のもつ通算最多勝利1045にあと 1勝で並び、2勝で新記録達成だけに、魁皇 の快挙は時間の問題に思えた。しか ...

◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ

2016/11/21  

土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠に ありがとうございます。足を使い、この目で 見た生の大相撲をお届けするために福岡へ 飛びます。十一月場所の10日目から千秋楽 は場所後に掲載いたします。暫くお待ち ...

■福岡9日目 場所のゆくえ

2016/11/21    ,

9日目までの成績を整理すると全勝は鶴竜、 1敗は日馬富士、白鵬、2敗は稀勢の里、 照ノ富士となった。(横綱・大関全員と対戦 のない、または対戦予定のない力士は優勝の 権威に関るので除外した。)こうみる ...

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■福岡8日目 薄れゆく場所の焦点

2016/11/20    

序盤戦、完璧な相撲を取ってきた豪栄道。 その歯車がこの3日間くるいが生じている。 後退することがなかったのが、豪栄道の相撲 だったのに、玉鷲、魁聖、そして今日の隠岐 の海と後退だらけである。隠岐の海に ...

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■福岡7日目 新入幕技能賞をねらう石浦の快進撃

2016/11/19  

相撲界には家賃が高い、という言葉がある。 番付の地位にふさわしい実力がともなわない ことを例えた言葉である。新入幕石浦は先場 所十両5枚目で9勝6敗の成績であった。 本来なら入幕できる成績ではなかった ...

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■福岡6日目 波乱が低レベルに繋がることを懸念

2016/11/18    ,

豪栄道は以前の豪栄道ではない。強さを増し ている。玉鷲は以前の玉鷲ではない。すごみ を身につけてきた。そんな両者が6日目に 激突した。立ち合い両者が頭と頭で激しく ぶつかりあう。玉鷲果敢に突きたて、豪 ...

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■福岡5日目 豪栄道に対する突破口

2016/11/17    ,

豪栄道はますます強みを増している。馬力 相撲の碧山にさがることなく、途中傾きかけ たが踏みとどまった。最後まで圧倒して前に 出た。引いたのは碧山で、そこをつけこま れて敗れた。場所前、馬力相撲タイプは ...

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■福岡4日目 大関陣のほころび

2016/11/16    

照ノ富士は今年1年で3度もカド番を迎えて いる。今年5場所の成績も25勝41敗9休と 1場所平均5勝しかあげていないのである。 今場所もカド番である。初日、2日目の照ノ 富士は魂ここにあらずのような気 ...

■福岡3日目 白鵬通算1000勝達成の偉業

2016/11/15    

3日目結びの一番で白鵬が魁聖に勝利して、 ついに史上3人目の通算1000勝を達成した。 先場所全休したため、達成が今場所までのび たが、ストレートの3連勝で決めた。花道で 花束を渡され、祝福されていた ...

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■福岡2日目 豪栄道の心境

2016/11/14    ,

早くも実現した豪栄道対高安戦。豪栄道に とっては、対戦成績で負け越している強敵で ある。制限時間後、高安がつっかけるのが 早く仕切り直し。昨日の隠岐の海のように 気負っている。2度目の立ち合い、勝負は ...

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■福岡初日 厭な相手をのりきった豪栄道

2016/11/13    ,

横綱・大関陣は初日から厭な相手との対戦と なった。試練、つまり試されているのだ。 稀勢の里対碧山戦。稀勢の里に先場所のよう な1敗もできないという切羽詰った様子は微塵もなかった。何度か苦戦してきたこと ...

相撲通が語る十一月場所の展望

2016/11/12    ,

明日から福岡で十一月場所が始まる。九月 場所全勝初優勝した大関豪栄道の成績は、 全休からの復活はあるか白鵬、年間最多勝を 争う稀勢の里と日馬富士。今年納めの場所の メインエベントは誰対誰になるのか。十 ...

横綱審議委員長が示した見識

2016/11/11    

横綱の問題点は何か。それは同じ横綱でも 天と地ほどの開きがある点である。双葉山も 武蔵山も同じ横綱扱いである。それは安易な 横綱づくりに原因があると指摘してきた。 昭和33年以降、その大元として横綱審 ...

豪栄道の15日間を推測する

2016/11/10    ,

勢いのあるときは誰しも好調にみえる。一月 場所優勝の琴奨菊のように。そういう意味で 前場所優勝の大関豪栄道は、十一月場所で 真価を問われる。これまで「全勝初優勝の 翌場所」、「初優勝からの連続優勝」と ...

相撲ファンに対するある包囲網

2016/11/9    

10日は何の日か。言葉を代えると初日の前の 週の木曜日は何の日か。十一月場所の前夜祭 がある日である。前夜祭の主な内容は郷土 力士紹介、トークショー(ない場合もある)、 力士のど自慢など盛りだくさんで ...

年間最多勝をねらう日馬富士

2016/11/8    

69勝21敗 優勝2回 69勝21敗 優勝2回 47勝18敗25休 優勝なし 46勝16敗28休 優勝1回 この数字は何か。実はこれは日馬富士のここ 4年間の年間成績である。ここ2年、休場が 目立って ...

奮起せよ鶴竜

2016/11/7    

10勝、10勝、11勝、2勝、10勝、これが今年 5場所の鶴竜の成績である。優勝を争う どころではない。存在価値が薄れる成績で ある。十一月場所優勝できなければ、今年は 優勝のない年になる。それだけで ...

稀勢の里 日はまた昇る

2016/11/6    ,

九月場所10勝に終わったことで、稀勢の里の 話題が消えてしまった。琴奨菊と豪栄道は たった1度の13勝以上の成績が優勝に結び つけた。ワンチャンスを生かした優勝である。 もちろん彼らは現役であり、今後 ...

近からず、遠からずの大関高安

2016/11/5    

4日発売された2つの専門誌は、ともに豪栄 道と高安の2力士の表紙だった。表紙は雑誌 の顔である。ここに高安を掲載する意図は、 ここ2場所2ケタ勝ち星で大関が近くなった ことであろう。中身も3ページイン ...

石浦の出世街道

2016/11/4    

十一月場所新入幕を果たした一人に石浦がいる。石浦将勝、鳥取県鳥取市出身、宮城野 (元竹葉山)部屋、170センチ、110キロ。相撲は幼少期から取る相撲少年だった。名門鳥取城北高校相撲部・日大相撲部出身の ...

白鵬、復活は大鵬に学べ

2016/11/3    

九月場所、白鵬は横綱になって2度目の休場 をした。昨年の九月場所は途中休場だったが、 休場あけの十一月場所は、まずまずの12勝3敗だった。優勝のチャンスもあったが、優勝 してやるという強い意志が感じら ...

初優勝からの連続優勝

2016/11/2    ,

九月場所予想以上の活躍で15戦全勝優勝を達成した大関豪栄道。初優勝が全勝優勝は快挙であった。そのため、十一月場所はにわかに横綱候補として浮上してきた。連続優勝すれば横綱というわけである。初優勝から連続 ...

好敵手の出世争い

2016/11/1  

大輝改め北勝富士が新入幕を果たした。先場 所12勝3敗で優勝したのが大きく影響して、 わずか十両2場所で突破した。同時に宇良に 幕内と十両という階級で差をつけることになった。宇良と大輝(以下当時の四股 ...

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