月別アーカイブ:2016年07月

37年前の横綱昇進基準アンケート

2016/7/31    

稀勢の里の横綱昇進をめぐる昇進基準は激変している。七月場所千秋楽、稀勢の里が12勝3敗で逆転優勝した場合、審判部は理事会の召集をお願いするとの情報がテレビで流れた。さすがにこれは無理筋だと思った方が多 ...

稀勢の里の相撲内容を採点する

2016/7/30    ,

このところ大相撲の注目を常に集めているの が、稀勢の里である。稀勢の里の優勝と横綱 は、簡単ではない。6場所制最強の王者白鵬 が、君臨している。この壁は高くて厚い。その白鵬が崩れた七月場所は、稀勢の里 ...

稀勢の里は貴乃花の不撓不屈の精神を学ぶべき

2016/7/29  

七月場所の稀勢の里の優勝と横綱昇進は九月 場所に持ち越しすることになった。五月場所-七月場所-九月場所と3場所連続でチャレンジすることになる。さすがにもう横綱にしてもいい、あるいは優勝にこだわらず、来 ...

総評

2016/7/28    

★七月場所の横綱・大関陣について 横綱が25勝9敗、大関が28勝24敗。関脇以下 には全員で24敗。とにかくよく負けた。横綱・ 大関が7人いながら、合格点は日馬富士と稀勢の里のわずか2人だけである。 ...

■名古屋千秋楽 初優勝だけの横綱昇進、その結末

2016/7/27    ,

千秋楽の見どころは、2敗日馬富士対白鵬戦 ではない。最大の焦点は稀勢の里が豪栄道相 手に12勝をあげることができるか否かである。 12勝なら横綱問題は継続する可能性が出てく る。11勝なら振り出しに戻 ...

■名古屋14日目 首の皮1枚の大関陣

2016/7/27    ,

この日注目の一番は、3敗同士の対戦白鵬対 稀勢の里戦である。出足で圧倒した白鵬は一 気に稀勢の里を西土俵に追い込んだが、体が 伸びきって自滅的敗北。稀勢の里はかろうじ て勝利を拾った。 <白鵬の速攻を ...

■名古屋13日目 戦う前から負けていた稀勢の里

2016/7/26    

稀勢の里対日馬富士の2敗同士の対戦は、優 勝へ大きく浮上する一番になる。この結果単独2敗となるだけに今場所最大の注目を集める取組である。場所前正直この展開を読めなかった。 <写真1稀勢の里対日馬富士> ...

■名古屋12日目 白鵬にいやな予感

2016/7/26    

カド番照ノ富士は今日まで6勝5敗。けして 調子がいいときの勝ち方ではない。対戦相手 の2敗でトップの白鵬のほうが実力は上。通 常なら照ノ富士は6勝6敗で残り3番に大関 の地位をかけることになる。制限時 ...

■名古屋11日目 稀勢の里の横綱昇進ムードに待った

2016/7/26    

この日、思いがけない相手に負ける波乱は、おさまった。白鵬は魁聖を寄せつけない相撲を取った。上手を切ったところで勝負あった。 日馬富士は一瞬で上手を取り、逸ノ城をぶん 投げて、今場所一の快勝。稀勢の里は ...

■名古屋10日目 稀勢の里、細くなった道

2016/7/25    

9日目白鵬、日馬富士が敗れて2敗に後退 した。これで、1敗稀勢の里の流れが出てき た。と誰しもが思った。しかし、負けがこんでいる、下位相手の松鳳山の立ち合いの奇襲 突き落としに敗れるとは誰が想像しただ ...

■名古屋9日目 白鵬に逆転優勝への執念はあるか

2016/7/25    

白鵬は星のあがらない、今まで負けたことが ない勢に意外な負け方をした。勢が何かをし たというより、白鵬がバランスを失った感が ある。ニュースで確認しても白鵬の右足に体 勢をくずした要因があった。 <白 ...

■名古屋8日目 再びかちあげについて

2016/7/25    ,

今場所初の大関戦が組まれた。豪栄道対照ノ 富士戦だが、もう一つ盛り上がらない。優勝を争えない大関は、こんなものかもしれない。豪栄道は白鵬のかちあげによって眼底骨折で 稽古開始が遅れたのだから、気の毒と ...

横綱の通信簿 平成編

2016/7/17    

平成で横綱に昇進したのは9人。20回以上優 勝した横綱が3人もいる。貴乃花、朝青龍、白 鵬である。横綱の通信簿をみていこう。 黄:勝率8割以上 12勝以上率4割8分以上 休場率13%以下 紫:勝率7割 ...

横綱の通信簿 昭和部屋別総当たり編

2016/7/17  

昭和40年、元双葉山の時津風理事長の英断で、 部屋別総当たり制がスタートした。この時期 横綱で迎えているのが、下記の横綱である。 当然、東西制や系統別総当たり制より数字は あげにくくなっている。 黄: ...

横綱の通信簿 昭和戦後・30年代編

2016/7/17  

戦後の変化は優勝決定戦の制度の誕生、系統 別総当たり制復活、15日制の定着、年6場所制スタートがあげられる。 これまで最高成績が同じ場合、番付上位が優 勝者であった。戦後の混乱期、なんとか相撲 人気の ...

横綱の通信簿 昭和戦前編

2016/7/17  

黄:勝率8割2分以上 優勝次点率4割以上 休場率13%以下 紫:勝率7割2分未満 優勝次点率2割7分未満 休場李35%以上 休場率は下記をクリックして最下段を参照し ていただきたい、現役は発表時点での ...

横綱の通信簿 昭和戦前編その前に

2016/7/17  

大正14年摂政宮殿下(後の昭和天皇)からの 下賜金によって天皇賜杯がつくられ、大正15 年から最高成績者に授与されるようになった。 これを機に協会が優勝を認定、表彰するよう になった。 <賜杯> 優勝 ...

横綱の通信簿 明治・大正編

2016/7/17  

横綱が実質上地位化したのは、明治の常陸山 以降である。この時代、取組は東西別、国技 館の開設とともに東西で団体優勝を争う東西 制である。同じ方屋同士は対戦しなかった。 勝った方屋が次の場所東にまわる。 ...

横綱の通信簿 前文

2016/7/17    

七月場所は、稀勢の里の横綱昇進に話題が集 まっている。若乃花以来の日本人という意味も大きい。七日目まで6勝1敗で後半勝負をかけることになる。 昭和以降、玉錦から鶴竜まで82年半で40人の 横綱が誕生し ...

◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ

2016/7/17  

土俵の目撃者をいつもご愛読いただきまこと にありがとうございます。足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするため七月場所 の8日目から千秋楽は場所後に掲載いたしま す。暫くお待ち願います。その間「横 ...

土俵の目撃者版 横綱の休場率

2016/7/16    

<白鵬> 横綱は地位が下がらない不思議な概念である。 それだけに休場も目立つ。横綱になったとたん休場が増えた力士さえいる。横綱勝利数より横綱休場数のほうが多い横綱もいる。休場を少なくし、記録を残した横 ...

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■名古屋7日目 しぼむ?七月場所

2016/7/16  

今日の稀勢の里 稀勢の里は栃ノ心相手に左おっつけで左ざし。 そのまま西土俵へ寄って快勝した。しかし、 まだ安心はできない。横綱を目指す者は際立 った強さや勢いがあるのだが。 人気上々の七月場所は、3横 ...

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■名古屋6日目 稀勢の里の試練

2016/7/15    

稀勢の里は白鵬と1敗で並んでいるが、同じ 並んでいても無敗で並んでいた先場所と明ら かに心理状態が違う。優勝だけを狙うのなら 並んでいるのは悪くない。しかし、横綱昇進が伴うとなれば、もう負けられないと ...

土俵の目撃者版 横綱昇進 その成績

2016/7/15  

思いがけない稀勢の里の1敗で横綱昇進はどうなるのか。栃錦は初日に負けて3度優勝した。栃錦の相撲にかける執念はすさまじく、最後の最後まで勝負を捨てなかった。先人に学べるか。稀勢の里の真価は今後の10日間 ...

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■名古屋5日目 両雄敗北の日 真価問われる稀勢の里

2016/7/14    

5日目は波乱の日であった。 まず、稀勢の里対栃煌山戦。栃煌山は稀勢の 里の十分を嫌って、突き合い押し合いに持ち 込んだ。それでも稀勢の里は一度栃煌山を正 面土俵まで追い込んだが、栃煌山はゆさぶり をか ...

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■名古屋4日目 白鵬最強の証明

2016/7/13    

今日の稀勢の里 稀勢の里の対戦相手は、昨日日馬富士から金 星を獲得した隠岐の海である。しかし、稀勢の里は立ち合い当たってすばやく右上手を取って寄り切った。今場所最高の相撲であった。 鶴竜休場で鶴竜戦が ...

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■名古屋3日目 黒星相次ぐ横綱大関陣

2016/7/12    

今日の稀勢の里 稀勢の里、宝富士両者当たり合って左四つ。 両者上手取れないが、稀勢の里万全の体勢を つくる。右上手取ってすぐに寄り切る。宝富士には工夫がみられない。逆に稀勢の里はがむしゃらにいかず、後 ...

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■名古屋2日目 照ノ富士がみせた粘り相撲

2016/7/11    

今日の稀勢の里 稀勢の里は新関脇魁聖相手に左四つ、上手は 取れないがあわてることはない。魁聖も上手が取れず、動きが止まった。次の瞬間、稀勢の里が上手を取って勝負あった。パワー相撲だけでは下位力士はなか ...

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■名古屋初日 快勝稀勢の里の明日以降を予想

2016/7/10    

稀勢の里はいっそう自信をつけて名古屋にの り込んできた。初日は、どの力士も緊張する という。しかし、稀勢の里は先場所同様きわめて落ちついている。初日の対戦相手は、注 目の若手の御嶽海。御嶽海は正攻法で ...

土俵の目撃者がみた大関稀勢の里

2016/7/10    

大関に昇進した稀勢の里については、折に触 れこれまで何度となく記載してきました。改めてふり返ってみたい方、新しい相撲ファンのために、主な稀勢の里の記載を読めるよう 一覧にまとめました。大関稀勢の里を知 ...

稀勢の里の変遷 8

2016/7/8    

平成23年九月場所、稀勢の里は関脇で初めて 12勝をあげ、大関の足固めをした。稀勢の里 は意外な相手に負けることが多かった。九月 場所はそれがなかった。以前から稀勢の里は 優勝を目指すつもりで取り組ん ...

稀勢の里の変遷 7

2016/7/7  

平成23年の一月場所後、大相撲の屋台骨をゆ るがす八百長問題が発覚した。これまで八百長の疑惑はあったが、証拠がなかった。相撲 協会もあくまでないと言ってきた。しかし、初めて物的証拠が出てきた。それは携 ...

稀勢の里の変遷 6

2016/7/6    ,

平成21年五月場所、番付を東4枚目まで下げ た稀勢の里の横綱・大関戦は、日馬富士、魁 皇戦のみであった。ここで13勝2敗と大きく勝ち越した。この場所は端境期で、翌場所から関脇を中心とした第2次三役定着 ...

稀勢の里の変遷 5

2016/7/5    

稀勢の里は復活朝青龍を倒して、東筆頭で10勝をあげな がら小結止まりだった。関脇安馬(後の日馬富士)、小結琴奨菊が勝ち越したためである。しかし、これだけではなかった。稀勢の里は勝ち越しながら、小結据え ...

稀勢の里の変遷 4

2016/7/4    

稀勢の里が3場所連続負け越しで、幕内中位に後退した が、11勝で小結に復帰した。平成19年九月場所のことで ある。この間白鵬は横綱に、琴光喜は大関に昇進してい た。ここからは小結中心の第1次三役定着期 ...

稀勢の里の変遷 3

2016/7/3    

稀勢の里は横綱・大関全員と対戦し、初めて勝ち越した。 入幕10場所目の平成18年の五月場所のことである。主に 平幕で横綱・大関戦がなかった時期を第1期とすると、上位で始めて勝ち越した平成18年五月場所 ...

稀勢の里の変遷 2

2016/7/2    

平成18年十一月場所、稀勢の里は幕内まで2年半で入幕 した。18歳という若さである。このとき入幕した安馬(後の日馬富士)は20歳、1場所早く入幕した琴欧洲は21歳、1場所送れて入幕した琴奨菊は21歳で ...

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