大相撲

稀勢の里は貴乃花の不撓不屈の精神を学ぶべき

2016年7月29日

七月場所の稀勢の里の優勝と横綱昇進は九月
場所に持ち越しすることになった。五月場所-
七月場所-九月場所と3場所連続でチャレンジ
することになる。さすがにもう横綱にしてもいい、
あるいは優勝にこだわらず、来場所好成績なら
横綱にしてもという声がきかれ始めるようにな
った。

160507初日前日 124
<稀勢の里>

張り詰めた緊張感の持続、神経的な疲労は、
大変な負担になる。これは優勝及び横綱を達
成できない限り、解放されない。稀勢の里の
負担は半端ではない。しかも、7月で30歳を
越えた稀勢の里に残された時間はそれほど多
くない。稀勢の里の苦渋は続く。

だが、稀勢の里以上に苦渋を味わった力士が
いる。貴乃花である。以下の表を見ていただ
きたい。

たかA

貴乃花は5場所間に3度優勝し、5場所のト
ータル成績は65勝をあげた。それでも横綱に
昇進できなかったのである。これを見ると稀
勢の里の現状は、貴乃花のスケールより、は
るかに小さく感じてしまう。当時師匠であり、
父である元大関貴ノ花は「りっぱな成績だと
思うけどねえ」と語ったほどである。

takanohana 2
<貴乃花>

稀勢の里が九月場所も優勝、横綱を目指し、
気力を持続させるのは容易なことではない。
しかし、稀勢の里をはるかに上回る好成績を
あげながら、横綱昇進に待ったとなった貴乃
花は、なぜという思いがあった。しかし、貴乃
花はそこで終わらなかった。この後全勝優勝
をして文句なしに横綱昇進を果たしたのだ。
15日制で連続全勝優勝しての横綱昇進は初め
てであった。(後日馬富士が達成)

120204稀勢の里大関昇進披露宴 211A
<三度優勝と横綱に挑む稀勢の里>

稀勢の里はいまこそ、貴乃花の不撓不屈の精
神に学ぶべきである。

大相撲中継のダビングが終了。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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