大相撲

■名古屋3日目 黒星相次ぐ横綱大関陣

2016年7月12日

今日の稀勢の里
稀勢の里、宝富士両者当たり合って左四つ。
両者上手取れないが、稀勢の里万全の体勢を
つくる。右上手取ってすぐに寄り切る。宝富士
には工夫がみられない。逆に稀勢の里はがむ
しゃらにいかず、後半疲れを残さないようスタ
ミナ配分しているようにさえ映る。

3日目は横綱・大関受難の日であった。琴将
菊は妙義龍に一直線にもっていかれ、あっと
いう間に西土俵につまった。豪栄道は高安相
手に後手にまわり、万事休す。鶴竜は、栃煌
山のこれしかないというもろざしを許し、体勢
を大きくくずして土俵下まで落ちていった。

共通しているのは取りこぼしではないこと。
持ち味をまるで発揮できずに、下位相手に一
方的に負けたこと。琴奨菊は3連敗。豪栄道
は1勝2敗と負けが先行した。負けがこんだ
から休場という図式ほどみっともないものは
ない。どうしても休場したいのなら自信喪失
といって休場していただきたい。

しかし、波乱はこれで終わらなかった。日馬
富士対隠岐の海戦。対戦相手の隠岐の海の
強烈な攻めではなく、日馬富士自身がバラン
スをくずしての負けだった。だが、敗戦は敗戦
である。鶴竜、日馬富士は最近優勝争いがま
るでできていない。横綱の責任を果たしてい
るとはいいがたい。

強豪横綱栃木山は言う。「大関は三役の倍稽
古しろ。横綱はその大関の倍稽古しなければ
ならない」

席は空いているようだが、平日でも満員御礼
の七月場所。観客を落胆させるような横綱大
関陣の相次ぐ敗戦。明日から気持ちを引き
締め、いい相撲を取ることしか人気に応える
方法はない。
暑い季節に本場所を開くのはいかがなものか、
という意見に思わず考えさせられてしまった。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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よしなに
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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