大相撲

■名古屋4日目 白鵬最強の証明

2016年7月13日

今日の稀勢の里
稀勢の里の対戦相手は、昨日日馬富士から金
星を獲得した隠岐の海である。しかし、稀勢の
里は立ち合い当たってすばやく右上手を取っ
て寄り切った。今場所最高の相撲であった。
鶴竜休場で鶴竜戦がなくなった。新たな対戦
相手は番付からいうと勢かそれとも好調の嘉
風か。

鶴竜に勝って休場に追い込んだ栃煌山だが、
白鵬のスキなし充実した相撲内容になすすべ
がなかった。立ち合いかちあげから左四つ
(白鵬は右四つが得意)だったが、かまわず
出足鋭く前に出て、万全の寄りで勝負を決め
た。先場所同様、白鵬の充実ぶりはすばらし
い。

今白鵬の通算勝利1000勝が話題になっている。
ここへきてようやくという感がする。1000勝は3
位である。トップ魁皇の1047勝は休場がなけれ
ば、来年の三月場所に白鵬に抜かれる。ここで
は、ほかの白鵬の数字を紹介しよう。

★横綱勝率(先場所まで)
8割9分3厘は年6場所制では最高数値であ
る。1場所平均13.4勝である。玉の海が8割
6分7厘、大鵬が8割5分8厘である。ちなみ
に大鵬は系統別総当たり制19場所、部屋別
総当たり制で39場所での勝率である。

ちなみに双葉山は8割8分2厘(系統別総当
たり制4場所、東西制13場所)である。大正
時代には太刀山、栃木山という横綱勝率9割
超えがいるが、いずれも東西制で単純にいえ
ば強豪は半分になる。太刀山と2代目梅ヶ谷
は長い間同じ方屋で対戦はない。

★横綱優勝回数(先場所まで)
あまり聞きなれない言葉かもしれない。今ま
での最高は大鵬と千代の富士の29回だった。
白鵬は現在34回である。話題にならず、ひっ
そりと抜いていたのである。ちなみに4位は
朝青龍の23回である。

★横綱12勝以上 横綱12勝以上率(ともに先
場所まで)
横綱の責任勝ち星は12勝以上である。横綱12
勝以上の最高はこれまで大鵬と千代の富士の
38回だった。白鵬は48回と大幅に更新してい
たのである。北の湖は37回である。驚くべきは
12勝以上の成績を横綱在位にどれだけ達成
したかという12勝以上率である。白鵬は58場
所中48回で9割6厘と9割超えなのである。2
位は玉の海である。10場所中9回の9割。3位
は大鵬の58場所中38回の6割5分5厘である。

白鵬は6場所制の最強の横綱である。

今年は名古屋のお土産を4人に送る予定。
なににするかはこれからである。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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