大相撲

■名古屋11日目 稀勢の里の横綱昇進ムードに待った

2016年7月26日

この日、思いがけない相手に負ける波乱は、
おさまった。白鵬は魁聖を寄せつけない相撲
を取った。上手を切ったところで勝負あった。
日馬富士は一瞬で上手を取り、逸ノ城をぶん
投げて、今場所一の快勝。稀勢の里は左四つ
になるが、勢のゆさぶりに攻めきるのに手間
取った。相撲内容は白鵬・日馬富士がよく、稀
勢の里はややよしである。
160720十一日目幕内 468
<写真1稀勢の里対勢>
 
改めて横綱問題を考えてみた。稀勢の里の優
勝即横綱のような雰囲気が支配している。そ
ういう方に問いたい。
1、優勝したとして稀勢の里は時の最強者か。
2.横綱はチャンピオンではない。チャンピオン
同様の成績を何度もあげて初めてなれるもの
である。
3、横綱は常に優勝を争い、最低でも12勝と
いう横綱の責任を果たしていけるのか。なっ
たときは栄光だが、そのあとはもの足りない
横綱に終始していいのか。
160720十一日目幕内 479
<写真2稀勢の里対勢>
 
小坂秀二氏はこう記している。
(初代若乃花が)横綱になったときは文字通
り悩んでいた。「小坂さん、横綱なんて大変
ですよ。わしに勤まると思うかね」と心から
心配していた。大関まではともかく、横綱と
もなれば、不振のときは引退しなければなら
ない。まだまだ引退できる状態にない若乃花
としては、横綱になることは困ったことなの
であった。「困った、困った」をくりかえしてい
た。(がちんこ相撲 -だれが現代の双葉山
かー いんなあとりっぷ社刊より)
160720十一日目幕内 486
<写真3稀勢の里対勢>
 
安易な横綱づくりほど横綱の権威をおとしめ
るものはない。

【名古屋発】この日は相撲仲間の友人にお会
いした。以前相撲仲間を通して横綱のA4大
型写真を送ったことに対してお礼をいただい
た。それはモンゴルで発行された朝青龍の
切手シートとお酒であった。貴重な品ありが
とうございました。

名古屋滞在中、荷物を少なくするため衣類は
洗濯しています。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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