2018年7月– date –
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大相撲
4場所経過した平成30年年間最多勝レース
鶴竜と栃ノ心がハイレベルで争っていた年間最多勝が、両力士が途中休場したことによって、にわかにあやしくなってきた。4場所が経過した年間最多勝レースはどのように変化したか。4場所までの経過をまとめてみた。それが以下である。なお、対象は4場所... -
大相撲
関脇優勝その翌場所2
東西合併後年4場所だった大相撲は、昭和8年から年2場所制に戻っている。この時期関脇で優勝した力士は翌場所皆大関に昇進している。男女ノ川の関脇優勝は実は2回目の優勝である。男女ノ川は昭和7年におきた春秋園事件で協会を脱退していた。復帰した... -
大相撲
御嶽海、15日間の戦いを採点する
七月場所、横綱・新大関があいついで休場するなか、御嶽海はまさかの快進撃で前半を全勝で折り返した。常にトップに立ち続け、最後まで譲ることなく突っ走り、14日目に優勝を決めた。立ち合いからの当たり、常に前に出て相手に圧力をかけ、安定した相撲を... -
大相撲
関脇優勝その翌場所1
七月場所関脇御嶽海の優勝の余韻を残す場所後である。いつの時代も初優勝はどこか感動的である。御嶽海は関脇で優勝しながら、大関は来場所かけることになる。三月場所7勝8敗、五月場所9勝6敗では無理からぬことであった。<NHK金杯を受ける御嶽海>関... -
大相撲
続旧貴乃花一門は呼称なしのその他に分類
決まり手係だった親方がかつてこう言ったことがある。「マスコミの決まり手が正式な決まり手になるのではありません。協会が決定した決まり手が正式な記録になるのです」これは報道されたことは必ずしも日本相撲協会の見解や決定ではないということを表し... -
大相撲
初優勝御嶽海、栄光のグラフ
3横綱・新大関が休場するなか、御嶽海が堂々たる相撲で昭和55年一月場所の三重ノ海以来の優勝を出羽海部屋にもたらした。関脇の優勝は平成27年五月場所の照ノ富士以来で、25人目である。朝汐が2度関脇で優勝しているのを1人として数えている。なお、最... -
大相撲
平成30年七月場所総評
★七月場所の相撲人気について七月場所は珍しく、発売日即日完売にならなかった。土日祝日13日目は完売だが、平日は、けっこう最後まで残った。もっとも発売日即完売は、ダフ行為が要因の面はある。高値のチケットは購入しないようにしない限り、ダフ行為は... -
大相撲
■名古屋千秋楽 御嶽海大関昇進のハードル
千秋楽、御嶽海の対戦相手は逸ノ城ではなく、3敗の豊山であった。逸ノ城ではなく豊山との対戦は吉とでるか凶とでるか。ところがこれが予想に反して大熱戦となった。それも離れての攻防が多く、最後は正面での投げの打ち合いで豊山が制した。優勝が決まっ... -
大相撲
■名古屋14日目 大相撲にほしい将来の大物
御嶽海が栃煌山をくだし、堂々たる初優勝を達成した。御嶽海は大関陣が崩れるなか、よく踏みとどまってくれた。御嶽海がいなければ乱戦・混戦になって、場所は収拾がつかなかくなるところだった。<御嶽海、栃煌山をくだし初優勝>先場所、鶴竜と栃ノ心が... -
大相撲
■名古屋13日目 大関の失墜
「大関に勝たなくては」と優勝に大関戦の勝利にこだわっていた御嶽海だが、この日豪栄道を寄せつけず、圧倒的な勝利となった。後続は3敗のため、御嶽海が優勝を逃すケースは、このあと連敗し、優勝決定戦でも負ける以外はあり得なくなった。もっとも、追... -
大相撲
■名古屋12日目 御嶽海対高安戦を斬る
全勝御嶽海の優勝は濃厚である。そうなると誰が御嶽海を倒すかに注目がいくことになる。御嶽海の12日目の対戦は4敗の大関高安である。高安はどうも調子に乗り切れない傾向がある。相撲はこう展開した。立ち合い当たりあって御嶽海素早く右でまわしの浅い... -
大相撲
■名古屋11日目 高安の限界
高安がまさかの相手に負けた。対戦相手は眠れる巨像逸ノ城である。今場所の逸ノ城はピリっとしない。破壊力がない。抵抗なく負けている。ここ数場所、逸ノ城の強さが復活してきた、と思わせたが、今場所は元に戻っている。だから眠れる巨像なのである。逸... -
大相撲
■名古屋10日目 強者の激突なき優勝争い
場所は3横綱1大関が休場している。その分残された者ががんばる、とはいかなかった。そのマイナスの影響がもろにでてしまっている。御嶽海はりっぱだが、もう一人優勝を争う強者と「両者激突の一瞬来たれり」、とはいきそうもない。<御嶽海、輝を退け1... -
大相撲
【7月22日】関脇以下の優勝力士キラー6
昭和49年五月場所から57年一月場所までの優勝力士キラーをみていこう。ただし、横綱・大関と対戦のない平幕優勝力士及び横綱・大関と部分対戦の平幕優勝力士に勝った力士は、対象外とさせていただいた。この時期は輪湖時代から北の湖時代、さらに千代の富... -
大相撲
【7月21日】横綱稀勢の里の立ち位置
稀勢の里の休場が恒例化している。権利があれば義務がある。権利の行使となる「休場しても地位は横綱のまま」なのだが、横綱の責任を果たしていない。これでは休場にいい意味での甘えなどありえない。これ以上出場できないのならば、限界と判断されても仕... -
大相撲
【7月21日】専門誌へのアプローチ
学生時代はプロレスと大相撲に明け暮れていた。大学を卒業したらプロレス専門誌「ゴング」の日本スポーツ出版社か相撲専門誌「大相撲」(読売「新聞社)の就職を考えていた。日本スポーツ出版社は、あるスポーツ出版社が昭和42年ごろ傾き、そのなかからはじ... -
大相撲
【7月20日】白鵬63連勝の中身
NHKの解説者だった玉の海梅吉さんが、双葉山の69連勝の話題になったとき「この連勝には私も大分貢献してますな」と語ったことがあった。実際双葉山の69連勝には玉ノ海の名が5度登場している。昭和14年春場所、双葉山の連勝が安藝ノ海にストップされた... -
大相撲
【7月20日】日馬富士の時代
安馬は技能派の力士であった。それが大関になり、優勝し、横綱にまで上り詰めることは予想外のできごとだった。優勝は9回であった。きりがいい10回まではいきたかったのかもしれない。それでも日馬富士は自己の限界以上の力を発揮した力士であった。<雄... -
大相撲
【7月19日】大相撲幕内年齢番付
2018年七月場所の番付を基に大相撲幕内年齢番付を作成してみた。年齢は2018年7月31日現在とした。(年齢を出す必要上西暦を使用)それが以下である。これをみると鶴竜32歳、白鵬33歳、稀勢の里32歳は幕内下位クラスである。横綱の高齢化はかなり進んでい... -
大相撲
【7月18日】大関の通信簿新版
今場所、高安、豪栄道の両大関はそろってカド番である。高安は大関になりたてのころは期待はずれの1ケタ勝利が続いた。今年に入って連続12勝をあげたと思った矢先、翌場所全休とどうも長続きしない。<高安>豪栄道は大関ともに苦労が始まった。9場所... -
大相撲
【7月18日】安馬の時代
<引退相撲の案内>9月30日、日馬富士の引退大相撲が開催される。日馬富士はスピードと集中力で取る力士であった。現代ではそうしたタイプは少ないだけに貴重な存在だった。筆者は日馬富士が国技館から離れた所でもファンサービスに徹している姿を見てき... -
大相撲
【7月17日】平成30年七月場所の行方
3横綱と新大関が休場で一転異常事態となった七月場所。場所はなんとも物足りなく、見所が少ない場所になった。番付の意味が失われた七月場所。結びの一番がカド番大関では何とも締まらない。横綱は高齢化している。横綱をねらえる大関はいなくなった。次... -
大相撲
■名古屋9日目 熱闘豪栄道対輝戦に大相撲の本質
3横綱、新大関が休場するなかでは、どうしても取組は寂しくなる。9日目、三役同士の取組は高安対玉鷲戦のみであった。横綱・大関が7人いたときは8日目で横綱対大関戦が組まれたことがあったことを思うと隔世の感である。だが、相撲内容は別である。結... -
大相撲
◆お知らせ(予告)賢明な読者の皆様へ
土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。暑さに負けず、足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするために七月場所の10日目から千秋楽まで名古屋に赴きます。その間以下の大相撲のテーマをお届けし、場所の話題、名古屋情報は場... -
大相撲
■名古屋8日目 場所を面白くするカギは高安と貴景勝
今日の御嶽海の表情は堅かったように映った。そのせいか、相撲は千代の国のいなしに泳いだ。こらえて前に出て勝負はきまった。考え過ぎると敵は千代の国ではなく、自分自身になる。御嶽海は初日から8連勝で勝ち越した。魔の一月場所の7連勝5連敗を繰り... -
大相撲
■名古屋7日目 乱戦混戦を防ぐ存在御嶽海
休場の流れがいっこうに止まらない。ここへきて栃ノ心まで休場してしまった。負けがこんでのことではなく、足の親指を痛めたというのだから事態は重かった。勝ち越しへ向け、途中出場があり得るかもしれない。しかし、無理だけはしてほしくない。これで大... -
大相撲
■名古屋6日目 横綱不在、栃ノ心に土で不安な土俵展開
そして横綱はいなくなった。鶴竜がまさかの休場である。そうとう早く決まっていたのか朝のワイドショーで急遽報道された。それにしても3横綱の休場で横綱・大関リーグ戦が3番に減ることになる。当然横綱の休場によって三役の取組は平幕を対戦させるしか... -
大相撲
■名古屋5日目 暗転の一人横綱
鶴竜がおかしい。前日に続き阿炎相手に引き技にでてあっけなく敗れた。鶴竜が連敗したのは、一月場所以来である。このときは終盤4連敗している。フル出場して前半で2敗したのは、平成29年三月場所以来である。このときは10勝5敗に終わっている。負けた... -
大相撲
■名古屋4日目 白鵬休場で急に冷え込んだ本場所
今日から白鵬が突然休場した。本場所でどこか痛めた様子は見られなかっただけに意外な感じがした。ケガは支度部屋だという。白鵬の休場で土俵が急に冷え込んだ。横綱同士の一番はなくなった。そして横綱・大関リーグ戦は6番になった。NHKの放送は途中... -
大相撲
■名古屋3日目 千代の国大健闘と栃ノ心への戒め
3日目、満員札止めのなか取組はたんたんと進む。この日意外と言っては失礼だが、千代の国対大関高安戦は予想を超える大熱戦になった。地位も体格的にもはるかに高安がまさっているにも関らず熱戦となった要因は、千代の国の果敢な攻めとねばりにあった。... -
大相撲
■名古屋2日目 再び遠のく日本人優勝
初日、正代を油断ならない力士になってきたと書いたばかりだが、今日の白鵬戦はなすすべなく簡単に負けた。最初立ち合い手つき不十分のやり直しで、気力がそがれたわけではないだろうけど、それにしてもあっけない勝負であった。白鵬は今年に入って優勝が... -
大相撲
■名古屋初日 明暗分かれた横綱・大関陣
8日から七月場所が始まった。異例な事態はここ数日、西日本を中心にやまない大雨をもたらしていることである。交通機関は動いているのか。動いていても時間がかかるケースも出てくる。降りすぎた大雨の地域西日本から名古屋入りした相撲仲間がいる。雨に... -
大相撲
H30年名古屋 横綱・大関に挑む10人のサムライ
七月場所が明日8日からスタートする。今場所から栃ノ心が大関に加わる。横綱稀勢の里はいつも通り休場となる。大関高安は土俵に戻ってくる。2横綱3大関に上位力士が挑むカタチになる。フルに挑む力士は、上位に新たな休場者が出ない限り、4枚目魁聖ま... -
大相撲
復活が遠のく稀勢の里
稀勢の里の休場が正式に決定した。七月場所出場しても自信をもって相撲が取れないということなのだろうが、毎場所同じことを何度も繰り返している。きちんとした再起計画に基づいてなら、何月までに7分の復調にもっていき、翌々月で9分どおりに仕上げる... -
大相撲
白鵬優勝の可能性を探る
白鵬が稀勢の里と稽古したり、胸を貸したりと話題を呼んでいる。その白鵬は今年に入って相撲人生初の連続休場をした。昨年は2回休場しながら、3回優勝したが、今年はまだない。五月場所は終盤失速して、優勝争いから脱落した。白鵬はもはや昔の白鵬でな... -
大相撲
鶴竜のカモと苦手3
鶴竜が対戦成績で差をつけている力士をみていこう。鶴竜が6番以上取って、1度も負けていない力士が4人いる。正代、魁聖、千代大龍、豪風である。正代には8勝0敗である。すべて鶴竜が横綱になってからのため、当然と思える。だが、途中休場した場所が... -
大相撲
鶴竜のカモと苦手2
鶴竜の苦手をもう少しみていこう。苦手の一人は七月場所関脇に復帰した御嶽海である。4勝3敗とかなり接近されている。三月場所は鶴竜対魁聖戦を組んだ関係で両者の対戦はなかった。横綱対関脇戦がないのはきわめておかしい。鶴竜対御嶽海、鶴竜対魁聖両... -
大相撲
鶴竜のカモと苦手1
五月場所、初の連続優勝を見事成し遂げた鶴竜。五月場所鶴竜は、唯一の黒星を松鳳山につけられている。松鳳山には12勝2敗と特に取りにくい相手ではなかった。14日目栃ノ心と優勝をかけて対戦したが、実は鶴竜にとって栃ノ心はそれほど取りにくい対戦相手... -
大相撲
関脇以下の優勝力士キラー5
昭和40年から49年三月場所までの優勝力士キラーをみていこう。ただし、横綱・大関と対戦のない平幕優勝力士に勝った力士は対象外とさせていただいた。昭和40年一月場所から部屋別総当たり制が始まった。それは今日まで続いている。この時期は大鵬時代から...
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