大相撲

■名古屋初日 明暗分かれた横綱・大関陣

2018年7月8日

8日から七月場所が始まった。異例な事態は
ここ数日、西日本を中心にやまない大雨を
もたらしていることである。交通機関は動い
ているのか。動いていても時間がかかるケー
スも出てくる。降りすぎた大雨の地域西日本
から名古屋入りした相撲仲間がいる。雨にも
負けずである。異例な事態は大相撲中継にも
及んだ。総合放送の開始が15時5分から15時
30分に変更。それだけでは済まなかった。
最終的には15時50分になった。大雨情報に
よるものである。

初日は誰しも緊張する。とりわけ横綱・大関
と対戦する力士は思い切っていく。鶴竜は
先場所唯一負けている松鳳山が対戦相手で
ある。先場所は引きにつけこまれて負けた。
今場所は頭から当たり、突き合いから素早く
いなして東土俵に松鳳山を追い詰め、突き
出した。先場所の二の舞は避け、工夫を見せ
た鶴竜の取口であった。落ち着きと安定感を
感じさせるスタートとなった。

一方白鵬は玉鷲に張り差し気味にいくも、
突き合い押し合いとなった。果敢な突き押し
のなかで、一瞬玉鷲にもろ差しになられた。
白鵬、正面土俵に詰まったが、右をいれ、
かろうじてすくって勝利した。白鵬は玉鷲に
これまで1度も負けていないが、突き押し
相撲は一歩間違えると怖い。やや不安を残す
白鵬の初日であった。

新大関栃ノ心の相手は勢である。勢は奇襲や
爆発力で取る相撲でないだけに、一方的な
相撲になった。カド番大関高安は琴奨菊に
追い込まれる場面があったが、しのいで勝っ
た。初日の白星は大きい。

同じくカド番の豪栄道は正代戦である。当た
りあって左四つ、豪栄道引きつけて東土俵に
寄り立てる。勝負あったかと思えたが、正代
の右が入り、そこからが寄り立て、向こう
正面土俵で正代が腰をつきつけてすくい、
体が離れるととろを押し出した。先場所正代
は全勝できた栃ノ心に土をつけた。油断なら
ない力士になってきた。

横綱・大関陣は初日相撲内容で明暗を分けた。
明は鶴竜・栃ノ心であり、暗は白鵬・豪栄道・
高安である。だが、戦いは始まったばかりで、
勝負はこれからである。

9月の台風が今から心配です。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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