大相撲

■名古屋2日目 再び遠のく日本人優勝

2018年7月9日

初日、正代を油断ならない力士になってきた
と書いたばかりだが、今日の白鵬戦はなす
すべなく簡単に負けた。最初立ち合い手つき
不十分のやり直しで、気力がそがれたわけ
ではないだろうけど、それにしてもあっけ
ない勝負であった。

白鵬は今年に入って優勝がない。といっても
過去横綱になって5場所優勝がなかった時期
があった。平成28年七月場所から平成28年
三月場所までである。そのうち2場所は休場
だった。主役の座を鶴竜・栃ノ心に奪われて
いるだけに、白鵬の優勝奪還の意欲は伝わっ
てくる。

琴奨菊が初優勝したとき、10年ぶりの日本
出身の日本人優勝と騒がれた。その後豪栄道
が1回、稀勢の里が2回優勝している。現在
琴奨菊が初優勝してから15場所経過している。
日本人の優勝は4回である。11場所は外国の
力士の優勝なのである。

そして今場所は鶴竜・白鵬・栃ノ心の3強の
優勝争いという見方が支配している。忘れ
去られているが、日本人の優勝は以前ほど
ではないとはいえ、困難な状況に変わりは
ないのである。特に稀勢の里が期待できそう
もない状況ではなおさらである。

豪栄道は15戦全勝優勝した場所を含め、大関
21場所中2ケタ勝利は3場所しかない。負け
越しは7場所ある。高安の大関6場所中最高
成績は12勝が2度あるだけである。優勝する
には13勝以上が要求される。負け越しは2場
所ある。優勝するには3強に互角以上の成績
をあげなければならない。期待しにくい面が
どうしてもある。

小泉首相(当時)は「相撲は国技から国際技
になった」と語った。今さら大相撲は日本人
だけでという時代に逆行するわけにはいか
ない。合理的な理由もない。なにより、強豪
外国人力士が抜けた中でのレベルダウンの
優勝争いなど見たくはない。

日本人の優勝は稀という現実は変わりなく、
場所は過ぎ去っていっている。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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