大相撲

鶴竜のカモと苦手2

2018年7月3日

鶴竜の苦手をもう少しみていこう。苦手の
一人は七月場所関脇に復帰した御嶽海である。
4勝3敗とかなり接近されている。三月場所
は鶴竜対魁聖戦を組んだ関係で両者の対戦は
なかった。横綱対関脇戦がないのはきわめて
おかしい。鶴竜対御嶽海、鶴竜対魁聖両方が
組めてこそ取組編成の手腕の見せ所になる
のではないだろうか。工夫なき取組編成は
御免蒙る。

ほかに対戦成績が接近しているのが栃煌山戦
である。22勝21敗である。鶴竜が関脇以下の
ときに4連敗。大関時代に3連敗している。
栃煌山が実力者であった時期なのだが、最近
は上位で取ることは少なくなってきている。
七月場所の対戦も通常ならないことになる。
幕内 182
<H19年3月 栃煌山対鶴竜の初顔合わせ>

ほかに安美錦戦17勝15敗、妙義龍戦9勝8敗
があるが、過去の数字になってきている。安
美錦戦は、平成19年五月場所が初顔である。
そこからなんと6連敗している。最後の対戦
は平成28年の一月場所である。妙義龍戦の
最後は平成28年の九月場所である。両力士の
対戦の流れは止まったままなのである。
070519幕内 439
<H19年5月 安美錦対鶴竜の初顔合わせ>

また、鶴竜がかつて1度だけ連続14勝1敗を
記録したことがある。その1敗が特に苦手の
対戦相手ではないが、ともに隠岐の海なので
ある。まさに痛恨の1敗を同じ相手にきっし
ていたわけである。

琴奨菊戦は27勝22敗(1不戦敗あり)と接近
しているが、目下4連勝中である。苦手は
過去のモノになっている。それよりも数字を
みていただければお分かりの通り、七月場所
で50回目の対戦を迎えるのである。不戦敗が
気になるのなら、九月場所以降に実質50回目
の対戦となるのである。初対戦は平成19年
九月場所であるから約11年かけて達成した
数字になる。50回の対戦は地位が接近して
いること、息が長く比較的休場が少ないこと
などが条件にあげられる。それだけに大変な
記録なのである。
0709九幕内 467
<H19年9月琴奨菊対鶴竜の初顔合わせ>

(この項目続く)

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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