大相撲

■名古屋5日目 暗転の一人横綱

2018年7月12日

鶴竜がおかしい。前日に続き阿炎相手に引き
技にでてあっけなく敗れた。鶴竜が連敗した
のは、一月場所以来である。このときは終盤
4連敗している。フル出場して前半で2敗
したのは、平成29年三月場所以来である。
このときは10勝5敗に終わっている。

負けた内容がよくない。連敗である。鶴竜の
優勝はそうとう遠くなってきた。初の連続
優勝後の場所だけに全勝優勝だの3連覇だの
と期待をする方がいたが、そうはいかなそう
な流れである。これまでも優勝の翌場所は
成績がよくなかったのである。過剰な期待は
禁物であった。

鶴竜は本来なら土俵を締めなければならない
立場にある。それが一人横綱としての役割で
ある。同時に締めなければならないのは自身
の気持ちである。明日から違った鶴竜を見せ
ていただきたい。

栃ノ心は落ち着いている。琴奨菊相手に上手
が取れなかったが、あわてずさばいた。新大
関という意識は薄いように見える。むしろ
先場所優勝を逃しているだけに、リベンジに
燃えているようにさえ映る。相撲は必ずしも
万全でない面があるが、危なげはない。なに
より実績がある。優勝をするには13勝以上が
求められる。

栃ノ心の要注意は連敗中の正代である。三月
場所はふところに飛び込まれて敗れた。五月
場所は離れて戦い、体が傾いた。白鵬が休場
して取組が寂しくなるなか、中盤の見所は
栃ノ心対正代戦になる。

近くの建物で大規模なペンキ塗が
行われています。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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