大相撲

■名古屋6日目 横綱不在、栃ノ心に土で不安な土俵展開

2018年7月13日

そして横綱はいなくなった。鶴竜がまさかの
休場である。そうとう早く決まっていたのか
朝のワイドショーで急遽報道された。それに
しても3横綱の休場で横綱・大関リーグ戦が
3番に減ることになる。当然横綱の休場に
よって三役の取組は平幕を対戦させるしか
なくなる。これでは場所は盛り上がりようが
ない。

そんなさなか、新大関の栃ノ心に土がついた。
栃ノ心対玉鷲戦は、両者当たって突き合いに
なった。玉鷲が出てくると栃ノ心は右にまわ
って左まわしをつかんだ。これで栃ノ心の
モノかと思った瞬間、玉鷲の右小手投げが
決まった。栃ノ心は今場所なかなか右四つの
型になれない。なれないで勝っているが、
なろうとする工夫は必要である。離れて取る
ことは破綻が生じ易い。先場所の正代戦は
まさにそれだった。

御嶽海は危なげのないパワー相撲を取り続け
ている。今日も正代相手に迷いがなく、相手
を寄せつけない一方的な相撲であった。いい
ときは誰しもよく見える。しかし、御嶽海は
今年の一月場所で7連勝のあと5連敗して
いる。終わってみれば8勝7敗だった。この
轍を今場所ふまないことである。

横綱不在で、優勝レベルが12勝では印象が
悪い。ここは大関陣が引き締めて後半につな
げてくれることを切に望む。

なお、横綱が実質地位化した常陸山以降の
3横綱時代で3横綱が休場したケースは3例
あることを付記しておく。
昭和23年秋場所
羽黒山 全休
照国  2勝5敗4休
前田山 3勝6敗2休
この場所は関脇増位山が初優勝している。

昭和25年春場所
羽黒山 6勝4敗5休
照国 2勝2敗11休
東富士 6勝6敗3休
この場所は大関千代ノ山が2回目の優勝を
している。

平成11年三月場所
全休
貴乃花 8勝3敗4休
若乃花  5勝5敗5休
この場所は大関武蔵丸が4回目の優勝をして
いる。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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