大相撲

■名古屋9日目 熱闘豪栄道対輝戦に大相撲の本質

2018年7月16日

3横綱、新大関が休場するなかでは、どうし
ても取組は寂しくなる。9日目、三役同士の
取組は高安対玉鷲戦のみであった。横綱・
大関が7人いたときは8日目で横綱対大関戦
が組まれたことがあったことを思うと隔世の
感である。

だが、相撲内容は別である。結びの一番、
豪栄道対輝は稀に見る熱戦であった。立ち
上がって豪栄道右が入り、土俵際まで寄り
立てた。輝、左上手を取ってがっぷり右四つ
になって土俵中央へ戻す。輝、まわしを引き
つけて寄り立て上手投げと攻めの連続で、
豪栄道西土俵に詰まる。

輝の上手投げ、豪栄道下手投げという両者
投げの打ち合い。しのいで向き合った体勢に
戻ったものの、豪栄道は土俵際詰まったまま
のピンチ。かろうじて左から上手を取って
投げで大逆転勝ちした。思いがけない熱戦に
観客の大歓声が館内に響いた。

大相撲は明治42年の両国国技館開設以前、
三賞はおろか、優勝制度もなかった。国技館
とともに誕生したのは東西対抗の団体戦だっ
た。個人の最高成績は一新聞社が国技館に
写真額を掲げる制度に過ぎなかった。現代の
大相撲ファンにはいささかなじまない制度で
ある。

しかし、大相撲は本来一番一番の相撲内容が
問われているのである。思わず体が動く熱戦
を見せられたとき、人は満足感でいっぱいに
なる。相撲がわかる、わからないではない。
いいものは誰が見てもいいのである。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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