大相撲

相撲専門誌3誌競合時代

2017年6月1日

今日相撲専門誌3誌が発売された。先日千秋
楽を迎えた五月場所の決算号である。相撲
専門誌は五月場所展望号から3誌競合時代に
入っている。
専門誌A
表紙は雑誌の顔と言われる。表紙を何にする
かは、重要なポイントである。優勝した白鵬
単独にしたのは、スポーツ報知相撲ジャーナ
ルである。優勝インタビューで観客に応えた
ポーズである。単独だから大きく扱える。
相撲とNHK G-Media大相撲中継は白鵬と高安を
表紙にした。相撲は対戦中の写真である。
この場合、両者の顔が見える写真というのは
けっこう難しい。よく選択してきた。NHK 
G-Media大相撲中継は、白鵬と高安が並んだ
写真をもってきた。惜しいのは高安がふせ目
であることだ。
雑誌1
<相撲>

余談だが、かつて週刊プロレスの山本編集長
は、後楽園ホールのチケットが3分で売り
切れたとき、チケットを表紙にもってきた。
こういう大胆な発想は好きである。これは、
週刊誌だからこそできることである。

五月場所の熱戦グラフは、相撲がモノクロ、
スポーツ報知相撲ジャーナルと相撲とNHK 
G-Media大相撲中継はカラーと差をつけて
いる。全体でも相撲はカラーが乏しい。また、
相撲は初日から千秋楽までほぼ同じレイアウ
トの上、小さい扱いの写真が多すぎる。3誌
に共通しているのは、連続写真がない点で
ある。これでは誌面として寂しい。
雑誌3
<NHK G-Media大相撲中継>

この3誌で気になることがある。スポーツ
報知相撲ジャーナルの編集人は長山聡氏で
あることだ。長山はかつて古今10大力士が、
谷風、雷電、小野川、稲妻、陣幕と江戸時代
の力士が多く選ばれることに疑問を提起した。
大相撲というのは、二百年前からトップの
レベルが下がり続けた、世界に類にない稀有
なスポーツ、と皮肉まじりに記述している。
また栃木山は同時代の力士と比べるとけして
小兵ではない、とも主張した方である。これ
は、非常に新しい視点であった。それだけに
長山氏には期待したい。
雑誌2
<スポーツ報知相撲ジャーナル>

企画をもって編集と成す。誌面内容はいかに
いい企画を出せるかがカギとなる。今後の
3誌の面白さは企画で決まる。総ページ数は
そう変わらないが、値段は相撲が最も高く、
スポーツ報知大相撲ジャーナル、NHK G-Media
大相撲中継の順である。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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