今日相撲専門誌3誌が発売された。先日千秋
楽を迎えた五月場所の決算号である。相撲
専門誌は五月場所展望号から3誌競合時代に
入っている。
かは、重要なポイントである。優勝した白鵬
単独にしたのは、スポーツ報知相撲ジャーナ
ルである。優勝インタビューで観客に応えた
ポーズである。単独だから大きく扱える。
相撲とNHK G-Media大相撲中継は白鵬と高安を
表紙にした。相撲は対戦中の写真である。
この場合、両者の顔が見える写真というのは
けっこう難しい。よく選択してきた。NHK
G-Media大相撲中継は、白鵬と高安が並んだ
写真をもってきた。惜しいのは高安がふせ目
であることだ。
余談だが、かつて週刊プロレスの山本編集長
は、後楽園ホールのチケットが3分で売り
切れたとき、チケットを表紙にもってきた。
こういう大胆な発想は好きである。これは、
週刊誌だからこそできることである。
五月場所の熱戦グラフは、相撲がモノクロ、
スポーツ報知相撲ジャーナルと相撲とNHK
G-Media大相撲中継はカラーと差をつけて
いる。全体でも相撲はカラーが乏しい。また、
相撲は初日から千秋楽までほぼ同じレイアウ
トの上、小さい扱いの写真が多すぎる。3誌
に共通しているのは、連続写真がない点で
ある。これでは誌面として寂しい。
この3誌で気になることがある。スポーツ
報知相撲ジャーナルの編集人は長山聡氏で
あることだ。長山はかつて古今10大力士が、
谷風、雷電、小野川、稲妻、陣幕と江戸時代
の力士が多く選ばれることに疑問を提起した。
大相撲というのは、二百年前からトップの
レベルが下がり続けた、世界に類にない稀有
なスポーツ、と皮肉まじりに記述している。
また栃木山は同時代の力士と比べるとけして
小兵ではない、とも主張した方である。これ
は、非常に新しい視点であった。それだけに
長山氏には期待したい。
企画をもって編集と成す。誌面内容はいかに
いい企画を出せるかがカギとなる。今後の
3誌の面白さは企画で決まる。総ページ数は
そう変わらないが、値段は相撲が最も高く、
スポーツ報知大相撲ジャーナル、NHK G-Media
大相撲中継の順である。
どしゃぶりにでくわしました。
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よしなに
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